なにが変わる?
雨がシトシト降っている浜松市内です。
今朝のブログでPADIオープンウォーターダイバーコースが完全移行するお話を書きました。
いろいろ来年に向けての情報が入ってきていますよー。
プロジェクトAWAREオリジナルデザインカード
PADIのダイバーレベルの認定で500円以上の寄附をしていただくと、発行されるCカードがプロジェクトAWAREオリジナルデザインカードになっています。
このデザインは毎年変わるもので、来年はマンタ。
海の中を優雅に舞い、ダイバー憧れの存在となっているマンタですが、現在、乱獲による生息数激減の危機に瀕しており、IUCNのレッドリストでも絶滅危惧種に指定されています。
サメと同様、ヒレが高級食材として取り引きされるほか、マンタのえらにある、プランクトンなどをこし取るための「鰓耙(さいは)」と呼ばれる器官が、水ぼうそうなどの病気に効くとされ、漢方薬としてアジア市場で需要があるといわれています。プロジェクトAWAREでは、「サメとエイの保護」を大きなテーマに掲げ、今後も力を入れていく予定です。
1月になってからの申請に適用されます。
PADIオープンウォーターダイバーコースはどこがどう変わる?
インストラクターの皆様にはすでに情報として様々なチャンネルを通してお知らせがされていると思います。
でも、まだまだダイビングを楽しんでいる皆様や、ダイビングをこれから始めようという皆様には情報が伝達していないかもしれません。
用語のいくつかが変更に
過去、ずーっと使われてきていたダイビング関連用語の言い回しが、より明確に、より分かりやすく変更になりました。また、日本だけでよく使われている用語を標準用語に変更したのが特徴です。
例として、
タンクからシリンダーへ
タンクやボンベという言い方。日本ではタンクという呼称が一般的でした。ずーっとタンクと呼んできました。でもこれは、グローバルな用語としては一般的ではなかったんですね。
シリンダー。これが正しい用語でグローバルな用語だったわけです。
ですから、今後はタンクではなくシリンダーと呼ぶのです。間違ってもボンベなんて言ってはダメです(笑)。
減圧不要潜水からノンストップダイブへ
レクリエーショナルダイビングでは、一般的に『減圧不要潜水』を行うと定義されています。これは、減圧不要限界内での潜水という意味で過去から用いられてきました。
しかしスクーバダイビングという活動は、潜れば絶対的に加圧し、浮上すると減圧するというアクションが起こります。それを以てして『減圧不要』とはなんぞや?という分かりにくい言葉を避けるために新しい用語を用いるようになりました。
過去から言う減圧不要というのは、『減圧停止不要潜水』であるわけですから、ノンストップダイブという言葉が最も的確となるわけです。
窒素酔いからガス昏睡へ
深く潜ると窒素を呼吸することでガスの影響を受けてしまい酔ったような状態になってしまうことを窒素酔いと言っていました。窒素だけが原因とも言い切れないため、ガス昏睡という言葉に変更になりました。
ハイパーベンチレーションから深い腹式呼吸へ
ハイパーベンチレーションは、スキンダイビングの際に息こらえの時間を延長させる呼吸テクニックとして紹介されていましたが、過換気を行うことで溺水リスクが高まることがあるため、ハイパーベンチレーション(過換気)ではなく、深い腹式呼吸をするという言葉に置き換わりました。
その他の用語は?
トリム、ミニダイブ(実践応用ダイブ)、エア・マネージメント、正しい水面習慣、器材の正しい装着テクニックなど、新しい用語が導入されています。
限定水域(プールダイブ)の変更
今回の改訂でプールダイブも海洋でのダイビングを意識した実践的なスキル練習を行うようになっています。今までもスキル単品をマスターしたらそれを実際に使う場面で使える形で覚えるための方法を紹介することは求められていましたが、不明確で、かつ、インストラクターの裁量やプールか限定水域かなどの物理的条件で曖昧になる可能性を持っていたのです。
明確にし、やるべき事、できなければいけないことが一つ一つ明確に書かれているという形になりました。
個人的な感覚ですが、今回の改訂のプログラムは、非常に良く出来ており、これをきちんとした形で提供したのであれば、ちゃんとできるダイバーが育つことは間違いないと確信できるものです。
ただし、プールでの練習に必要とされる時間は、以前よりも長くなったと感じるインストラクターが多いのも事実です。
また、『PADIスキル練習スレート』を使用することが義務付けられています。コレはスキルのできを参加者自身が確認するためのスレート(プラスチック板)です。参加者所有でもレンタルでも構いませんが、使用することはPADIコースのルールで規定されています。
どう変わった?
かなり多くのスキルがダイブフレキシブルスキルに移動しました。これは、インストラクターの判断でどのプールセッションの中で行ってもいいというものです。ただ、PADIスクーバダイバーコースに参加されている場合は、
このスキルがダイブフレキシブルスキルになりました。また、今までなかったスキルもかなり含まれました。
例えば『緩んだシリンダーバンド』、『エマージェンシー・ウェイトドロップ』、『バディの手の届く範囲内にいることと正しい水面習慣』、『潜降、浮上、環境意識』、『エア・マネージメント』、『泳ぎながらバックアップ空気源を使う』、『全部に水を入れたマスクをクリアする』(いままでなかったのが不思議)、『中性浮力の維持』、『ミニダイブ(実践応用ダイブ)』、『器材の正しい装着テクニック』など、現実のダイビングに即した形でのプールセッションの実施が求められています。
オープンウォーターダイブ(海洋ダイブ)の変更
コース全体が改訂されていますから、当然、オープンウォーターダイブも改訂になっています。スキルとして新たに加わった物、そして再確認するもの、今までは明確に書かれてはいなかったけど正しいダイビング習慣を身につける上では必須だったことが明確にされたものなど変更ポイントはいくつかあります。
どう変わった?
ダイブ1にスキルが導入されたことが今までと異なる部分です。1999年に改訂され、今まで行われてきた旧タイプのプログラムでは、ダイブ1にはスキルは存在していませんでした。これは、ディスカバースクーバダイビング(体験ダイビング)との整合性を持たせるという意味もあったのですが、今回の改訂でスキルが導入された結果、ディスカバースクーバダイビングをOWDコースにマッチさせる必要があるのです。
(後ほど書きますが、ダイブ1にスキルが入って、ダイブ4から個々のスキルの達成条件は一切無くなりました。)
また、DSMB、またはSMBの使い方がダイブフレキシブルスキルに含まれます。いわゆるシグナルフロートです。ダイブフレキシブルスキルですから、コース中のどこで行うかは一定のルールに従ってインストラクターの判断となりますが・・・来年の夏に・・・そこらじゅうのダイビングスポットで、次から次からシグナルフロートが浮いている情景を楽しみにしております。
さらにいくつかのプラスポイントはありますが、最後の最後に導入されたもの、コレが今回のOWDコース改訂の目玉ではないでしょうか?
明確に『バディでダイビングをする』ことが打ち出されています。
『ダイブ4で、バディチームでプランを立て、ダイブを実施する』
旧タイプのプログラムでも、プランを立てることなどは達成条件に含まれていました。
改訂で、OWDコースの達成条件である『バディ同士でダイビングができるようになる』ことがはっきり求められているわけです。
ダイブ4にはスキル個々の達成すべき条件は定められていません。つまり総合力、バディでダイビングができるようになることが求められているのです。
その他の改訂
教材が改訂になっています。マニュアル、DVD、クイズ、インストラクター用のサポート教材、すべてが、今の時代に即した形に変更になっています。
デザインも今風、新しい感じですね。
(ひとつだけ文句があるとすれば・・・この正方形のマニュアル、なんとかならないの?ってことです。)
インストラクター向け解説プログラムの実施
ダイブテリーズでは、リクエストでインストラクター向けの新OWDコースの解説プログラムを開催しています。改訂ポイントの解説、プールでスキルの確認などの時間をご一緒させていただいて、日頃からのコースの運営方法等についても意見交換をできるようにしています。
ご希望の方は、いつでもお問い合わせください。
このプログラムはいつから?
ダイブテリーズでは、この新しいダイビングスクールの内容をすでに提供しています。教材もすべて最新のもの。
安心してお申し込みください。
勘違いしないで頂きたいこと
この改訂は、プログラムをすべて改訂し、全く新しいものを作ったという印象はありません。単純に、今まで不明瞭だった内容を明確化しきっちりと規定しただけ。
この背景にはいろいろな理由が垣間見えます。
こうしなければいけなかった、こうせざるを得なかったという理由も中にはあるのがいまいち残念ではありますが。
最後に辛口になりましたが、新しいプログラムをきちんとした形で運営できるダイビングインストラクターの下でダイビングしてくださいねー。
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