プロセスより完成したものが大事・・・。
おはようございます。静岡県浜松市でダイビングを楽しみたい皆さんをサポートしたくて仕方のないPADIインストラクターの我妻です。
今日は海へ行ってますが・・・。
昨日、Facebookに投稿させていただいたんですが、ちょっとこのことを書いてみようかな?なんて思ってまして・・・。
PADIは昔からシステムを重視しています。(少なくとも僕はそう思ってきました。)
カリキュラム、マテリアル、スタンダード。すべてシステムで動いています。
結果、ダイビングをスタートするのが、ある程度わかりやすく、ある程度入りやすくなった部分もあると思うのです。
過去の「体力重視のトレーニング」」もダメなことではないでしょうが、時代の流れに取り残される物になったでしょう。(海猿的トレーニング)
そして、たくさんの人がダイビングを楽しむ時代を経て・・・。
今の時代がやってきています。
カリキュラムやシステムがしっかりしているということは、オペレーションする人間がだれであっても、「やるべきこと、伝えるべきことは同じである」というメリットを生み出します。
半面、カリキュラムに明示されていない部分に関しては個々のオペレーターの力量や考え方に左右されるということです。
場合によっては、明示されていない明文化されていないものに関しては「やらなくてもよい!」と解釈されるケースもあるのかもしれません。
こんなケースが・・・
例えば、「バックアップ空気源を使用して浮上する」というケースの場合(浮上するから海洋トレーニングです。)
このスキル練習でできなくてはならないことは・・・
11. 与える役かもらう役として、バックアップ空気源を使って浮上し、水面に出たら浮力を確保する。
(PADIインストラクターマニュアルから抜粋)
ということです。
バックアック空気源を使って浮上 — このスキルはバックアップ空気源の使用と組み合わせることができ、役割を交替したら浮上するよう生徒ダイバーに指示する。バックアップ空気源を使いながらの浮上は、バディチームごとに1回でよい。また、オープンウォーター・ダイブ1でファイブ・ポイント浮上の達成条件を満たしているのであれば、そのまま生徒ダイバーを浮上させてもよい。
生徒ダイバーは、バディ・コンタクトをとって落ち着いたら、バックアップ空気源の形状に応
じて、向かい合わせか横に並んで浮上する。インストラクターは、自分のバックアップ空気源をいつでも渡せるよう手元に準備しておく。
注意事項 — 浮力をコントロールして通常の浮上速度を維持し、ボートの往来がある場所では音に注意し、障害物などがないかどうか頭上をよく見て、何か問題が起きたら自分のレギュレーターに戻り、水面に出たら、エアがなくてバディからエアをもらっているという状況のシミュレーションとして、エアをもらっている側はオーラルでBCDに空気を入れる。
(太字は我妻注/PADI Guide To Teachingより抜粋)
ところがですねー・・・この太字部分、実施されていないケースをよく見るんです。
バックアップ空気源(オクトパスなど)を使って浮上した際、本来、このスキルがどのような状況で使われるのかをきちんと理解しているインストラクターなら、浮上後、息をBCDに吹き込むことで空気を入れて浮力を確保するところまでがこのスキルなんだ!ということは理解しているはずです。
もしくは、ウェイトを捨てる(エマージェンシー・ウェイトドロップ)などで浮力を確保するなど、浮力を確保するところまでがこのスキルのうちだということをきちんと提示しているはずです。
エア切れの状況をシミュレーションしていて、エア切れ役の人が浮上後、BCDのパワーインフレーターで空気を入れて浮力を確保していたんではダメなんです。
(同様のスキルすべてです。)
どうしてなんだろう?
推測するに・・・できるべきこと(インストラクターの用語で「達成条件」といいます。)ができればいいとカリキュラムをなぞることしかしないから起こることが多いんじゃないかということです。
先ほどの「バックアップ空気源を使用して浮上する」練習でもできるべきことは、水面に出たら浮力を確保する、と書いてあるだけで、BCDに息を吹き込んで浮力を確保する とか、エマージェンシー・ウェイトドロップをして浮力を確保する 書いてないんですよね。
でも、ちゃんとシステムのわかっているインストラクターなら、PADI Guide To Teachingというもう一つのインストラクションのヒントがたくさん書かれているものをきちんと見るはずですし、見なさい!とインストラクター開発の中で言われてきているはずです。
(わたくし、一応、28年ほどインストラクター開発に携わらせていただいているPADIコースディレクターです。)
全体像と完成形・・・
これだけシステムの中できちんとしたものがあるんだから、それをきちんと使ってインストラクションすれば、素晴らしいダイバーができあがるはずなんです。
PADIのシステムを使うPADIインストラクターなので、PADIのことで書いていますけど、指導団体がどこでも、指導機関がどこでもダイビングのインストラクションをするという行為に関しては同じです。
つまり、システムをオペレーションするインストラクターが、スキルや知識がダイビングをするという全体の中で、どういう役割をもっているのか、どういう仕組みなのかを理解することと、つまり全体像のをイメージすること、さらに、ダイビングのインストラクションをするのだから、完了したときにどうなっていなければならないか?をきちんとイメージし、その完成形にマッチする形までトレーニングしないとダメなんです。
ところが、いま、短時間でのトレーニングや安い価格でのトレーニングをあちこちで見かけます。
それでできますか?僕にはできません。
カリキュラムをなぞる・・・カリキュラムのことだけをやるのであれば可能かもしれません。
いや、できません。
なぜ?
ダイビングを楽しんでいただきたいからです。
ダイビングスクールがコンプリートするときには、経験は少ないけど、自分の力でダイビングを楽しんで笑顔になっていただきたいから・・・です。
それがダイビングでうれしい気持ち、幸せな気持ちになるスタートだと思っているので。
もちろん、少しずつ、ダイビングスクールの中でそれを経験していくお手伝いもしますけど。
そんなことを朝から書いてみましたが、今日も海へ行ってきます。
楽しんできますよー!
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