ガラパゴス?
今日は定休日。
お休みをいただきましたが、ドライスーツの修理やダイビング器材の片付け、明日のプールの準備等々で店にいる時間もありました。
1月中、結構忙しい毎日でありがたい限りです。
こんにちは!
PADIインストラクターの我妻です。
スクーバダイビングは、海を愛する人々にとって素晴らしいアクティビティであり、私たちの生活に多くの喜びをもたらします。
しかし、40年近くインストラクターとして活動してきた私の経験から、日本のダイビング業界が世界のダイビングシーンと比べて“ガラパゴス状態”にあると感じることが少なくありません。
今日のブログは、日本がなぜこの状態にあるのか、具体的な例を挙げつつ、この先どうすればいいのかを個人的に考えて書いてみます。
タイトルは
日本のダイビングシーンと世界の違い:ガラパゴス状態から抜け出すために
興味のある方は読んでみてください。
ガラパゴス状態って?
1. 器材選びの偏り
日本では、ダイビング器材に対する考え方や選択が世界的なトレンドと異なっている気がします。
だめという意味ではなく、偏りがあるのかもしれません。
PADIのeラーニングで紹介される動画などで見ても日本とは器材が異なるなぁ?と感じることがあります。
例えば・・・
– ドライスーツ:
世界ではファブリックシェルが主流となっていますが、日本ではネオプレンシェルが多く使われています。
ネオプレンは保温性に優れるものの、ファブリックシェルのように軽くなく、乾燥にも時間がかかるというデメリットがあります。
– BCD:
海外ではバックフロート型が増加傾向にありますが、日本では未だにジャケット型が多いようです。
バックフロートはサイズの制約が少ないうえに自由度が高く、流線型のダイビングスタイルを実現できるメリットがあるにも関わらず、普及が進んでいません。
-リブリーザーやサイドマウント:
リブリーザーやサイドマウントシステムは、技術的ダイビングの領域で非常に有用な装備ですが、日本では一般的な認知度が低いままです。
これらの器材を適切に使用する技術や知識を提供するインストラクターも限られています。
2. 考え方とスタイルの違い
日本のダイビング業界には、以下のような特異な文化があります。
– 安全管理の他力本願:
日本では、ダイバー自身がリスクを管理する意識が弱く、ショップやガイドに全てを任せる傾向が強いです。
一方で、海外では“オウンリスク(自己責任)”の文化が根付いており、ダイバー自身が積極的に安全を確保する姿勢が求められます。
学ぶ姿勢にも表れている気がします。積極的に関わるか、やらなきゃいけないからやる!なのかが大きな違いです。
– 教育カリキュラムの硬直性:
日本では、標準化された教育カリキュラムが守られる一方で、個人の能力や興味に応じた柔軟な指導が不足している可能性があります。
世界では、ダイバーの多様性に応じたカスタマイズされたトレーニングが一般的です。
講習規準を守りながら個々にマッチする方法を提案することが大切です。
規準を遵守することに一生懸命になり、個人がおろそかになっているかもしれないケースも見受けられます。
3. 法律と規制の壁
日本では、高圧ガスに関する厳しい法律がリブリーザーやエンリッチドエアの普及を妨げています。
さらに、輸入器材に対する規制や基準が世界と一致していないこともあります。
グローバルスタンダードに近づくための方法
1. 教育と意識の変革
ダイビング業界が進化するためには、まず教育と意識を変える必要があります。
– 自己責任の意識を育む:
ダイバーがリスク管理のスキルを学び、自立したダイビングができるようにすることが重要です。
そのために、PADI継続教育でリスク管理について強調することが有効です。
– 新しいスタイルや技術への理解を深める:
サイドマウントやリブリーザー、エンリッチドエアを正しく使えるよう、プロフェッショナル向けのトレーニングを増やし、その価値を広める必要があり、また価格も抑え、使いやすいように設定します。
2. 器材の多様性を受け入れる
ショップやインストラクターは、最新の器材やスタイルを学び、それを顧客に提案する努力を怠らないことが重要です。
– バックフロートやファブリックシェルの普及:
これらの器材の使いやすさやメリットを体験できる場を提供することで、選択肢を広げることができます。
– リブリーザーやサイドマウント、エンリッチドエアの普及:
技術的な器材を扱えるインストラクターを育成し、安全に使用するための知識を広めることが求められます。
3. グローバルな視点を持つ
日本のダイビング業界は、よりグローバルな視点を取り入れる必要があります。
– 海外のトレンドや基準を取り入れる:
国際的な展示会やトレードショーに積極的に参加し、最新情報を得る。
DEMAショーなど、最新のトレンドで見分を広げる。
-英語能力の向上:
言語の壁を越えるために、ダイビング業界で働く人々が英語を学ぶ機会を増やす。
特に昨今のインバウンド需要に応えるためには、英語でコミュニケーションできることが重要です。
-海外インストラクターとの交流:
国外のインストラクターとのネットワークを構築し、最新の知識や技術を共有する。
SNS等での情報共有もありだと思います。
4. 法律の見直し
リブリーザーや高圧ガスに関する法律の緩和を求めるため、業界全体で働きかけることが必要です。
これには、業界団体や関係機関との連携が重要です。
5. 情報発信の強化
ブログやSNSを通じて、最新のダイビング情報や世界的なトレンドを積極的に発信しましょう。
日本のダイバーにとって、新しい技術やスタイルがどのように役立つのかを具体的に伝えることで、意識改革を促すことができます。
終わりに
日本のダイビング業界が世界標準に近づくためには、古い慣習や考え方を見直し、新しい技術やスタイルを積極的に取り入れることが不可欠です。
ダイバー一人ひとりが自分自身の成長を目指し、業界全体がグローバルな視点を持つことで、日本のダイビングがさらに発展していくことを願っています。
ダイブテリーズでは、これからもグローバルな視点を大切にしながら、すべてのダイバーが安全に楽しめる環境を提供していきます。
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