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ダイバーにとっての正しい健康管理とは?

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3月末まで水木連休をいただいているダイブテリーズです。
今週は金曜日も名古屋で展示会。
ちょっと顔出してくるので、14日も外出です。
夕方には戻ってくる予定ですが。
ダイブテリーズ

こんにちは!PADIインストラクターの我妻です。
海の中の世界に魅了され、潜るたびに新しい発見があるダイビングって、本当に素晴らしいと思います。
私自身、ダイバーとして、そしてインストラクターとして、海と向き合う時間が大好きです。

でも、時々耳にするのがこんな声。

「60歳を過ぎたからか、ダイビングの申し込みをすると『お医者様のOKがないとお受けできません!』って言われちゃって…」というもの。
ちょっと残念な気持ちになるかもしれません。
でも、この「お医者様のOK」という言葉、実はダイビングを安全に楽しむための大事な一歩なんです。

今日のブログのタイトルは
ダイバーにとっての正しい健康管理とは? ダイバーメディカルの重要性を再確認
興味のある方は読んでみてください

今日は「ダイバーメディカル」の役割と、ダイバーにとっての正しい健康管理について書いてみます。
特に中高年ダイバーにありがちな健康リスクも含めて、なぜダイバーメディカルが大切なのか、改めて確認してみます。
決して「60歳以降はダイビング禁止!」なんて話じゃないです。
むしろ、安全に、そして楽しく潜り続けるためのサポートツールとして、ダイバーメディカルがあるんです。

ダイバーメディカルって何?

参加制限じゃない、安全管理の味方

まず、ダイバーメディカルとは何かをおさらいしましょう。
これは、ダイビングに参加する前に、健康状態を自己申告するチェックリストのようなものです。
PADIをはじめとする多くのダイビング指導機関が採用していて、「過去または現在の健康状態に関する質問」に答える形式になっています。
例えば、「心臓や肺に問題はないか」「最近手術を受けたことはないか」「常用している薬はあるか」など、具体的な項目が並びます。

ダイバーメディカル/参加者チェックシート

ダイバーメディカルフォームの重要性
過去ブログはこちらから。

もし「はい」と答える項目があれば、医師の診断書が必要になる場合があります。
でも、これは「あなたはダイビングできない!」という制限を課すものではありません。
ダイビングショップやインストラクターが「安全に楽しんでもらうために必要な情報」を把握するためのものだと考えてください。
私たちガイド側だって、お客様が海で最高の時間を過ごせるよう、全力でサポートしたい。
そのために、健康面でのリスクを事前に知っておくことが大事だと考えます。

中高年ダイバーにありがちな健康リスクって?

さて、特に中高年ダイバーにとって、ダイバーメディカルがなぜ重要かを考えるとき、年齢とともに増える健康リスクを知っておく必要があります。
60歳を超えると、若い頃には気にならなかった体の変化が少しずつ出てくることも。
自分もこの年齢に差し掛かって、いろいろ感じることがあります。
ダイビングは水中という特殊な環境でのアクティビティなので、陸上とは違った負荷がかかることもあります。では、具体的にどんなリスクがあるのか、見ていきましょう。

心血管系のトラブル

ダイビング中は水圧がかかるため、心臓や血管に普段より負担がかかります。
例えば、高血圧や心臓疾患の既往歴がある場合、水中で突然のトラブルが起こる可能性がゼロではありません。
実際、ダイビング中の事故で「健康上の問題が関与したのでは?」と言われるケースでは、心臓発作や脳卒中が原因と疑われるものがあります。
年齢を重ねると血管の柔軟性が落ちたり、動脈硬化が進んだりすることも多いので、事前にチェックしておくことが大事です。

肺の機能低下

ダイビングでは呼吸器が命綱。
レギュレーターを通じて空気を吸うわけですが、肺に疾患があると、空気圧の変化に対応するのが難しくなることがあります。
例えば、気胸(肺に穴が開く状態)の既往歴がある人は、圧力変化で再発するリスクが上がります。
中高年になると、慢性の肺疾患や喫煙歴による影響も出てくることがあるので、肺の健康も見逃せません。

関節や筋力の衰え

水中では浮力があるとはいえ、エントリーやエキジット、器材の準備などで体に負荷がかかります。
膝や腰に痛みがあったり、筋力が落ちていたりすると、思わぬケガにつながることも。
特にボートダイビングで波があるときや、シリンダーを背負うときは要注意です。

減圧症のリスク増加

年齢を重ねると、体内の血流や代謝が若い頃と比べて変化します。
これが原因で、減圧症(DCS)のリスクが若干高まるという研究もあります。
減圧症は体内に残留した窒素が影響することで起こる症状ですが、循環系の変化が影響を与える可能性があります。
もちろん、これらは「必ず起こる」というわけではありません。
でも、ダイビングは「もしも」が命に関わることもあるアクティビティ。
だからこそ、自分の体の状態を把握しておくことが、楽しいダイビングライフの第一歩だと考えてください。

ダイビング中の健康トラブル、実際にあるの?

「健康トラブルなんて、自分には関係ないよ!」と思うかもしれません。
でも、残念ながら、ダイビング中の事故で健康が絡んでいるケースはゼロではありません。
例えば、DAN JAPAN(Divers Alert Network)の報告によると、ダイビング中の死亡事故の30%に、心血管系の問題が関与している可能性が指摘されています。

年齢層でいうと、40代後半から60代以上のダイバーがこうしたトラブルに巻き込まれるケースが多いとも言われています。

長年ダイビングに関わってきましたが、「あの時、もっと健康状態を確認しておけば…」と思うケースも聞くことがありました。
例えば、中高年のダイバーが、水中で急に息苦しさを訴えた!というケース。
すぐにエキジットして大事には至りませんでしたが、後で聞いたら「実は高血圧の薬を飲んでいて…」とのこと。
事前に知っていれば、水中での動き方なども考えることができたケースなのかもしれません。

ダイバーメディカルは「禁止」ではなく「楽しむため」のもの

ここまで読んで、「じゃあ60歳過ぎたらダイビングは危ないのかな?」と不安になった方もいるかもしれません。

そんなことはありません!

ダイバーメディカルは、あなたを締め出すために存在しているのではなく、むしろ「安全に楽しむためのパートナー」なんです。

医師のOKをもらうことで、「この条件なら大丈夫!」という安心感が得られますよね。

例えば、高血圧がある人でも、医師が「薬でコントロールできているから問題ない」と判断すれば、ダイビングを楽しめます。
喘息の既往歴がある人でも、最近発作がなければ潜れるケースもあります。
要は、自分の体と向き合い、専門家の意見を聞くことで、無理なく海と付き合っていけるんです。

私たちダイビングショップが「お医者様のOKをください」とお願いするのは、私たちガイドが「あなたに最高の海を見せたい!」という気持ちの表れでもあります。
健康面での不安をクリアにしておけば、私たちも思いっきりガイドに集中できる。
ダイバーとガイド、お互いが安心して潜れる環境を作るのが、ダイバーメディカルの本当の目的なんです。

ダイバーに贈る、正しい健康管理のポイント

では、ダイバーとして正しい健康管理って何でしょうか?
最後に、日常で意識したいポイントをまとめてみました。

定期的な健康チェック

年に一度は健康診断を受けましょう。
血圧、コレステロール、心電図、肺機能など、ダイビングに関係する項目をチェックしておくと安心です。

医師とのオープンな対話

ダイビングが趣味だと伝えて、医師に相談してみてください。「ダイビングしても大丈夫?」と聞けば、具体的なアドバイスがもらえます。

無理のないダイビング計画

体力や体調に合わせて、深度や時間を調整するのも大事。
ガイドに「のんびり潜りたい」と伝えるのもアリでしょう。
自分の希望するスタイルをきちんと伝えること。
これもダイビングを楽しむうえで大切なことです。

日々の体調管理

睡眠不足や疲れがたまっているときは、無理せず休む勇気も必要です。
海は逃げません。

最後に:ダイバーメディカルで海と長く付き合おう

ダイビングは年齢を問わず楽しめる素晴らしいアクティビティです。
60歳を超えても、70歳になっても、海の中での感動を味わい続けたいはず。
そのためには、自分の体としっかり向き合い、安全を第一に考えることが大切。
ダイバーメディカルは、そのための頼れるツールです。

「お医者様のOKがないとお受けできません!」は、冷たく聞こえるかもしれません。
でも、その裏には「あなたに安全に楽しんでほしい」というダイビングショップやガイドの願いが込められているんです。
健康管理をしっかりして、ダイバーメディカルを活用しながら、これからもずっと海と一緒に過ごしていきましょう。
私もインストラクターとして、皆さんのダイビングライフを応援しています。
一緒に、素敵な水中世界を楽しみましょう!

明日は木曜日。
定休日です。
明後日は名古屋の展示会に。
戻りは夕方の予定。
土曜日は大瀬崎のリクエストをいただいています。
まだ空席あります。
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TORU

我妻 亨(わがつま とおる) PADIコースディレクター No.801010 ダイブテリーズのオーナー兼史上最強雑用係 ダイビングは42年目。PADIインストラクターは38年! 日本国内の南の島のリゾートガイドダイバーから1990年にPADIコースディレクター認定、現在に至る。 ダイビングに関してのことならなんでもご相談ください。 ダイビングのこと、ダイビングの中の話など、書きますのでぜひよろしく!もちろん日常のつぶやきも!いろいろ書くのでお楽しみに!

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