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ブランクダイバーと中高年ダイバーのための安全ダイビングガイド

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3月も終わりを迎え、浜松でも桜が開花。
あちこちうろうろしていると、まだ少ないものの、ちらほらと桜が咲いているのが見られます。
気温もぐんと上がり、春の訪れを感じるこの季節、「そろそろ海に行こう!」と思う方が増えてくるのではないでしょうか。
前回のダイビングから期間が空いているブランクダイバーの皆さんも、同じ気持ちを抱いているはずです。

ダイブテリーズ

こんにちは!
PADIインストラクターの我妻です。
実は、先日、中高年の方がダイビング中に意識を失うという事故があったようです。
詳細は不明ですが、こうした事例を聞くと、安全に海を楽しむための準備がいかに大切かを改めて感じます。
そこで今回は、PADIインストラクターの立場から、ブランクダイバーが海に出る前に必ずやってほしいこと、そして中高年ダイバーが自分自身で気を付けてほしいことをブログで書きます。

今日のブログのタイトルは
PADIインストラクターが教える:ブランクダイバーと中高年ダイバーのための安全ダイビングガイド
興味のある方は読んでみてください。結構大切な話かも?

ブランクダイバーが海に出る前に必ずやってほしいこと

ダイビングは素晴らしいアクティビティですが、しばらく潜っていないとスキルや知識が少し錆びついてしまうもの。ブランクダイバーって一般的に6か月以上スクーバで潜ってないダイバーを指しますが、「不安がある」、「あれ?できるかな?」なんて方はブランクダイバーのお仲間です。
安全に楽しむためには、ブランクダイバーが海に出る前に以下のポイントを押さえておくことが必須です。

スキルのリフレッシュ

PADI ReActivateプログラムを活用

まずおすすめしたいのが、PADIの「ReActivateプログラム」です。
これは、ブランクダイバー向けに作られたリフレッシュコースで、オンラインでダイビングの基本知識を復習し、オプションでインストラクターと一緒に水中スキルを見直すことができます。
マスククリアやレギュレーターのリカバリー、浮力コントロールなど、基本的な動作を思い出すのに最適です。
私がインストラクターとして多くのダイバーを見てきた経験から言っても、これをやっておくと安心感が全然違います。

もしプログラムを受ける時間がない場合でも、ダイブテリーズの店内プールでスキルリフレッシュプログラムに参加することが必要です。
例えば、マスクに水が入った時の対処法や、浮力を調整する感覚を取り戻す練習をしてみてください。
自分のペースで少しずつ感覚を呼び戻すことが大切です。

ダイビング知識の復習

スキルだけでなく、頭の中もリフレッシュしましょう。
PADIのオープンウォーターダイバーマニュアルやeラーニングを引っ張り出して、安全停止のルールや減圧症のリスクについておさらいするのもいいアイデアです。
特に、ダイブコンピュータの使い方を忘れていないか確認してください。
ブランクがあると「これ、どうだったっけ?」と迷う瞬間が出てくるので、事前に知識を整理しておくと現場での判断がスムーズになります。

器材の点検とメンテナンス

長期間使っていない器材は、意外とあれ?ってなっていることがあります。
レギュレーターのホースがひび割れていないか?、BCDの吸気、排気バルブが正常に動くか、フィンやマスクのストラップが切れそうになっていないか、しっかりチェックしましょう。
ダイビングショップでプロにメンテナンスしてもらうのが確実です。
私も皆さんに「器材はは命綱だから手を抜かないで」とよく伝えています。
実際に、ダイビング現場で器材のトラブル起こり焦ってしまうケースは少なくありません。

最初は簡単なダイビングからスタート

いきなり深い海や流れの強いポイントに挑戦するのは危険です。
ブランク明けの初ダイブは、浅い水深で穏やかな場所を選びましょう。
例えば、よく行く大瀬崎なら、湾内のポイントから。
少しずつ慣れていくのがおすすめです。
自分のペースで感覚を取り戻しながら、無理なく楽しんでください。

バディとのコミュニケーションを事前に

ダイビングはバディシステムが基本。
ブランクがあることをバディに正直に伝え、どんなサポートが必要か話し合っておきましょう。
例えば、「ちょっと浮力調整が不安だから見ててね」とか、「何かあったらサインで教えて」と伝えておくと安心です。
信頼できるバディと潜ることで、安全性がぐっと高まります。
マンツーマンなら、担当インストラクターに自分の状態、気持ちをしっかり伝えておくことも大切だと思います。

中高年ダイバーが自分自身で気を付けてほしいこと

次に、中高年ダイバーの皆さんへのアドバイスです。
大瀬崎の事故のような事例を聞くと、特に年齢を重ねたダイバーが健康面や体力面で気をつけるべきポイントが浮かび上がります。
ダイビングは年齢に関係なく楽しめるスポーツですが、無理なく続けるためには以下のことに注意してください。

健康チェックは絶対に欠かさない

年齢を重ねると、心臓や肺、血圧などの健康状態がダイビングに影響を与える可能性が高まります。
年に一度は健康診断を受け、ダイビングに適した状態かを医師に確認しましょう。
特に、心疾患や呼吸器系のトラブルがある場合、水圧や酸素供給の変化が体に負担をかけることがあります。私と一緒に潜っている中高年ダイバーの中には、「健康診断で問題が見つかって治療したら快適に潜れるようになった」という方もいました。
自分の体を知ることが安全への第一歩です。

薬の影響をチェック

薬を服用している方は、それがダイビングにどう影響するかを医師に相談してください。
例えば、血圧を下げる薬や抗ヒスタミン剤は、眠気や反応速度の低下を引き起こす可能性があります。海に入る前に「この薬、大丈夫かな?」と確認する習慣をつけましょう。
ダイバーメディカルでは、処方薬の服用がある人は全員、医師に相談することが必要となります。

フィットネスを維持する

水中では陸上より体力が求められる場面があります。
中高年になると筋力や持久力が落ちやすいので、日常的に軽い運動を取り入れてください。ウォーキングやスイミング、ヨガなど、無理なく続けられるものがおすすめです。私も50代の生徒さんに「週2回の散歩でも全然違うよ」とアドバイスしたら、「確かに疲れにくくなった!」と喜んでくれました。体力があると、装備の準備や水中での移動も楽になります。

保守的なダイビングを心がける

深く潜ることや長時間潜ることにこだわらず、浅い水深で短めのダイビングを楽しむのが賢明です。
例えば、18メートル以内で30分程度のプランなら、体への負担も少なく、リラックスして楽しめます。
減圧症のリスクも減るので、特に中高年の方にはおすすめです。
ダイブコンピュータの指示をしっかり守り、安全停止も忘れずに。

寒さ対策を万全に

年齢を重ねると体温調節が難しくなり、冷えを感じやすくなります。
春先の海はまだ水温が低いので、厚めのウェットスーツやドライスーツを選びましょう。
私はよく皆さんに「寒いと楽しさ半減だから、暖かくしてね」と伝えます。
快適に潜るためにも、保温は手を抜かないでください。
どうしたらいいのかは相談してください。

器材の扱いに無理をしない

シリンダーやBCDを背負うのが重く感じるようになったら、無理せず周りに助けを求めましょう。
ショップスタッフやバディに「ちょっと手伝って」と気軽に言える関係を作っておくと安心です。
中高年ダイバーの中には、「昔は平気だったのに今はキツイ」と笑いながら話す方もいます。
それでいいんです。安全が第一ですから。

自分の限界を知る

「若い頃はもっと潜れたのに」「若い時はできたよ!」と無理をするのは危険。
疲れを感じたらすぐに休憩し、無理なスケジュールは避けてください。
ダイビングは楽しむためのもの。自分のペースで楽しむことが、長く続ける秘訣です。
もし、水中で自分自身の体調がおかしい!と感じた時、すぐにバディやガイドに伝えるハンドシグナル
が数年前から使われています。
ダイブテリーズ

これも覚えておいた方がいいと思います。

事故から学ぶこと

先日の事故は、ブランクダイバーや中高年ダイバーにとって大きな教訓です。
意識を失った原因はわかりませんが、スキル不足、健康問題、器材トラブルなどが絡んでいる可能性があります。
私たちPADIインストラクターは、こうした事例を踏まえて、「準備を怠らない」「自分の状態を正直に把握する」ことを強く伝えたいです。
海は美しいけれど、油断するとリスクも伴います。
だからこそ、事前の準備と自己管理が鍵なんです。

最後に:安全に楽しむために

ブランクダイバーの皆さんは、スキルのリフレッシュと装備・器材チェックを忘れずに。
中高年ダイバーの皆さんは、健康管理と無理のないダイビングを心がけてください。
浜松の桜が咲き、海が呼んでいるこの季節、安全に準備を整えて、最高のダイビング体験を楽しんでくださいね。
私もインストラクターとして、皆さんが笑顔で海から上がってくるのを楽しみにしています!

安全第一で、素敵なダイビングを!

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ダイブテリーズ

 

 

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TORU

我妻 亨(わがつま とおる) PADIコースディレクター No.801010 ダイブテリーズのオーナー兼史上最強雑用係 ダイビングは42年目。PADIインストラクターは38年! 日本国内の南の島のリゾートガイドダイバーから1990年にPADIコースディレクター認定、現在に至る。 ダイビングに関してのことならなんでもご相談ください。 ダイビングのこと、ダイビングの中の話など、書きますのでぜひよろしく!もちろん日常のつぶやきも!いろいろ書くのでお楽しみに!

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