海洋プラスチックごみ問題と私たちにできること
今日は木曜日。
定休日でお休みです。
いろいろやることがあるので実際にはお休みしてないんですけどね。

こんにちは!
PADIインストラクターの我妻です。
PADIインストラクターとして、海と向き合う日々の中で、プラスチックごみが海に浮遊したり、岸に漂着したりする光景を目にすることが多くあります。
美しいサンゴ礁や色とりどりの魚たちに囲まれた海が、プラスチックごみに侵されている現実は、ダイバーとして心を痛めるものです。
では、このプラスチックごみはどこから来て、どのような影響を及ぼし、どうすれば海への流出を防げるのでしょうか。
今日は、海洋プラスチックごみ問題の背景と、私たち一人ひとりにできる具体的な行動について、環境省の「プラスチック・スマート」キャンペーンをベースに現実を皆様にお伝えします。
今日のブログは
海洋プラスチックごみ問題と私たちにできること
興味のある方は読んでみてください。
はじめに
私たちダイブテリーズでは、ペットボトルを減らしマイボトルを持ち歩くことや、ダイビング中に海ごみや釣り糸を回収する活動を続けています。小さなことから始め、美しい海を未来に残すために、PADIの「Dive Against Debris SPコース」を2025年もコースフィー無料(申請料のみ)で開催し、PADIの「Adopt The Blue」にも積極的に投稿しています。一緒に海を守る仲間を増やしていきましょう!
海洋プラスチックごみの発生源
海洋プラスチックごみは、さまざまな経路を通じて海に流れ込みます。
主な発生源は以下のように分類されます。
陸上からの流入
環境省の「プラスチック・スマート」キャンペーンによると、海洋プラスチックごみの約80%は陸上から発生しています。具体的には、以下のようなケースが挙げられます。
ポイ捨てや不法投棄:街中や河川敷でのポイ捨てされたペットボトルやプラスチック袋が、風や雨によって川に流れ込み、最終的に海に到達します。
不適切な廃棄物管理:ごみ収集や処理が不十分な地域では、プラスチックごみが野外に放置され、河川や海に流れ出ることがあります。
生活排水:洗濯によるマイクロプラスチック(合成繊維の小さな破片)や、化粧品に含まれるマイクロビーズが下水を通じて海に流れ出ます。
海上からの流入
海上活動も海洋プラスチックごみの原因となります。
漁業活動:漁網や釣り糸、プラスチック製のブイなどが海に放置され、漂流ごみとなります。
ダイビング中に絡まった釣り糸を見つけることが多いのもこのためです。
船舶からの廃棄:クルーズ船や貨物船から誤って、または故意に投棄されたプラスチックごみも問題です。
レジャー活動:ビーチやマリンスポーツ中に放置されたプラスチック容器やストローなども海に流れ込みます。
マイクロプラスチックの拡散
マイクロプラスチック(5mm以下の小さなプラスチック片)は特に厄介です。
プラスチックごみが紫外線や波の力で細かく砕かれると、マイクロプラスチックとなり、海洋生物が摂取しやすくなります。
また、先ほどの生活排水やタイヤの摩耗による微粒子もマイクロプラスチックの原因です。
プラスチックごみが海でどうなるのか
海に流れ込んだプラスチックごみは、以下のような影響を及ぼします。
海洋生物への影響
プラスチックごみは海洋生物に深刻なダメージを与えます。
誤食:ウミガメや海鳥がプラスチックをエサと間違えて食べ、消化器官が詰まったり、栄養失調で死に至ることがあります。
環境省の資料によると、ウミガメの約50%がプラスチックを摂取した経験があると報告されています。
絡まり:漁網やプラスチックリングに絡まった魚やアシカが動けなくなり、怪我や溺死の原因となります。
マイクロプラスチックの蓄積:魚や貝がマイクロプラスチックを摂取し、それが食物連鎖を通じて人間にも影響を及ぼす可能性があります。
生態系への影響
プラスチックごみは海洋生態系全体に影響を与えます。
サンゴ礁にプラスチックが引っかかると、サンゴが病気にかかりやすくなり、死滅するリスクが高まります。また、マイクロプラスチックはプランクトンに取り込まれ、海洋食物連鎖の基盤を揺さぶります。
景観と観光への影響
漂着したプラスチックごみはビーチの美しさを損ない、観光業にも悪影響を及ぼします。
ダイビングスポットの魅力が低下すれば、ダイバーや観光客が減少し、地域経済にも影響が出ます。
長期的な環境汚染
プラスチックは自然界で分解されにくく、数百年にわたって海に残ります。
細かく砕かれたマイクロプラスチックは回収が難しく、永続的な汚染源となります。
海に流れ込まないために私たちにできること
海洋プラスチックごみ問題は深刻ですが、私たち一人ひとりの行動で解決に近づけます。
環境省の「プラスチック・スマート」キャンペーンを推進する環境省の特集記事「プラスチックとの賢い付き合い方」を参考に、具体的な行動を提案します。
ポイ捨てをしない、拾う
ポイ捨ては海洋プラスチックごみの大きな原因。
街やビーチでごみを見かけたら、積極的に拾いましょう。
ダイブテリーズでは、ダイビング中に漂着ごみや水中ごみを回収しています。
PADI Dive Against Debris SPコースでは、ごみ回収の技術やデータ記録の方法を学び、海洋保護に貢献できます。2025年もコースフィー無料で開催中ですので、ぜひ参加してください!
3R(リデュース、リユース、リサイクル)を徹底
リデュース(減らす):不必要なプラスチックの使用を避けましょう。
ダイブテリーズでは、ペットボトルを減らし、マイボトルを持ち歩いています。
カフェやレストランでストローやプラスチック容器を断るのも効果的です。
リユース(再利用):マイバッグやマイカップを使い、使い捨てプラスチックを減らしましょう。
ダイビング装備のバッグも、丈夫で長く使えるものを選びましょう。
アップサイクル製品の購入や利用もいいでしょう。
リサイクル(再生利用):プラスチックごみを分別し、リサイクルに出しましょう。
正しい分別は、リサイクル効率を高めます。

スタッフが通常着用しているTシャツは、回収ペットボトルのリサイクル繊維で作られたものです。
代替素材を選ぶ
プラスチックに代わるエコ素材の製品を選ぶことも重要です。
例えば、竹製のストローや紙製の容器、バイオマスプラスチック製品を。
企業が海洋プラスチックをリサイクルしたボールペンやパレットを製造しています。
こうした製品を支持することで、循環型経済を応援できます。
また、店内で使用しているボールペンは海から回収されたプラスチックを使ったものです。
マイクロプラスチックを減らす
洗濯時の工夫:洗濯機にマイクロファイバーフィルターを取り付けるか、マイクロプラスチックをキャッチする洗濯バッグを使いましょう。
マイクロビーズを避ける:マイクロビーズ入りの化粧品や洗剤を避け、自然素材の製品を選びましょう。
地域や仲間と協力する
海洋ごみ問題は一人では解決できません。
清掃活動や、PADIの「Adopt The Blue」に参加し、仲間と情報を共有しましょう。
ダイブテリーズでは、ビーチクリーンや水中清掃のイベントを定期的に開催しています。
情報を発信する
SNSで「#プラスチックスマート」や「#DiveAgainstDebris」のタグを使って、海洋保護の取り組みを発信しましょう。
環境省のキャンペーンサイトでは、個人のアイデアや団体の事例が共有されています。
あなたの行動が他の人をインスパイアするかもしれません。
ピリカ( 100カ国以上に広がるごみ拾いの輪ごみ拾いSNS )
海ごみゼロウィーク2025
美しい静岡の海を未来につなぐ会
環境省プラスチックスマート
ダイブテリーズが地域に情報の共有をしているサイトです。
また日々の活動は2025年全国AWARE活動報告でも紹介されています。
ダイブテリーズの取り組みと未来への願い
ダイブテリーズでは、小さなことから海洋保護に取り組んでいます。
マイボトルを持ち歩く、ダイビング中のごみ回収、PADIの「Dive Against Debris SPコース」の無料開催、さらには「Adopt The Blue」への投稿を通じて、ダイバーのみなさんと一緒に海を守っています。
私たちのモットーは「小さなことから少しずつ。美しい海を未来へ。」です。
海洋プラスチックごみ問題は、すぐには解決しませんが、一人ひとりの意識と行動が積み重なれば、大きな変化が生まれます。
ダイビングを通じて海の美しさを知る私たちだからこそ、その魅力を守る責任があります。
2025年も、ダイブテリーズは皆さんと一緒に、海洋保護の輪を広げていきます。
おわりに
海洋プラスチックごみは、陸上や海上での私たちの行動が原因で生まれ、海洋生物や生態系、さらには人間社会に深刻な影響を及ぼします。
しかし、ポイ捨てをなくし、3Rを徹底し、代替素材を選び、仲間と協力することで、#へのごみの流出を防げます。
環境省の「プラスチック・スマート」キャンペーンは、こうした行動を全国に広める素晴らしい取り組みです。
ダイブテリーズは、PADIインストラクターとして、ダイバーとして、海を愛する皆さんと一緒に、未来の子どもたちに美しい海を残すために歩み続けます。
あなたも、今日からできる小さな一歩を踏み出しませんか?
ダイビングの後、ビーチでごみを一つ拾う。マイボトルを持ち歩く。
それだけで、海は少しずつきれいになります。一緒に、美しい海を守りましょう!
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