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2025年の梅雨はどこへ?

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今日は金曜日。
もう5月も中旬。
大型連休からスタートした今月も、すでに真ん中過ぎ。
我妻、体調ダウンしてます(笑)。
鬼の霍乱だって・・・。

ダイブテリーズ
2025年5月16日12時の天気図(https://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/)

こんにちは!
PADIインストラクターの我妻です。
2025年、今年の春から初夏にかけての天候は、例年に比べて明らかに違和感があります。
特に沖縄地方では、5月中旬現在になっても「梅雨入り」の公式発表がなされていません。
それどころか、すでに“梅雨明け”したかのような晴天と高温が続いています。
私は大型連休に座間味島に滞在していましたが、前半はカラッとした天気だったにも関わらず、後半は湿度が高く、にわか雨が多い、まるで「梅雨入り」のような気候に一変しました。
ところが、今の天気図を見ると、前線が定着せず、梅雨前線と呼べるほどの帯状の構造が見られません。

今日のブログは
2025年の梅雨はどこへ?沖縄の“梅雨なし”現象と本州のダイビングへの影響
興味のある方は読んでみてください。

このような年は非常に珍しく、気象庁も慎重な発表を避けている様子です。
例年であれば5月上旬から中旬にかけて、沖縄・奄美は梅雨入りし、6月には本州南部(東海や近畿)にも前線が北上してきます。
浜松市でダイビングショップを構えている私としては、本州の梅雨の動向は業務にも大きく関わるため、非常に気がかりです。

黒潮の大蛇行が終息したのにこの異常?

数日前のブログで黒潮の大蛇行終息についてかきました。
ここ数年、黒潮の「大蛇行」が続き、伊豆半島から紀伊半島の沿岸海域にも様々な影響を与えてきました。
水温が高くなりすぎて、サンゴの白化現象や南方系の魚の北上など、明らかに海の環境は変化しています。

しかし今年2025年に入り、ようやく黒潮の大蛇行が終息したとの見解が出されています。
通常軌道に戻りつつある黒潮によって、海洋環境も少し落ち着くかと思われましたが、実際は逆です。天候は依然として不安定で、季節の節目となる梅雨の気配が消えています。

この理由の一つに挙げられるのが、地球全体の気候変動、そして太平洋赤道付近の海面水温上昇、いわゆるエルニーニョ・ラニーニャ現象の遷移です。
今年はエルニーニョが終息傾向にあり、ラニーニャに移行するかどうかの過渡期にあります。
このような「中間期」は、大気の循環も不安定になりやすく、東アジア全体の梅雨前線の形成にも影響を及ぼします。

本州の梅雨入りは早まり、短くなる可能性も

現状の気圧配置や上空の偏西風の流れを見ていると、本州では例年よりやや早めの梅雨入りが見込まれる可能性があるようです。
ただし、梅雨前線が日本列島に長く停滞するかどうかは不透明です。
今年のように、南海上の高気圧(太平洋高気圧)が早期に北上してくると、梅雨前線を押し上げる形で、いわば“強制的な梅雨明け”のような状況が発生します。
つまり「早く入って早く終わる」可能性があるのです。

これは一見、ダイビング業界にとってはプラスのように感じるかもしれませんが、実際はそう単純ではありません。
梅雨が短くなる代わりに「ゲリラ豪雨」や「線状降水帯」による局地的な大雨のリスクが増し、海況が読みづらくなる傾向にあります。
また、梅雨による海水の塩分濃度や水温の変化が少なくなると、沿岸域の栄養塩バランスや透明度にも影響を及ぼします。

ダイビングショップとしての備えと視点

静岡県内でダイビングショップを営む立場としては、気象の変化は日々の業務計画に大きく関わります。
講習日程、ツアーの計画、ゲストの安全確保など、すべてが「予測される天候」と密接につながっています。

そのため、私は日々、天気図のチェックはもちろん、海水温・風向・潮汐といったデータも丁寧に観察しています。
今年のように“季節のリズム”が崩れてくると、従来の感覚や経験則だけでは対応できない場面も出てきます。

たとえば、梅雨が短くても、その後に台風の発生が早まるリスクも考慮する必要があります。
過去にも、6月中に台風が本州に接近するケースがありました。
したがって、「梅雨入り・梅雨明け」の一言だけで一喜一憂せず、むしろそれ以外の要因—たとえば黒潮の蛇行の有無、南方海域の積乱雲群の発達傾向、海水温の上昇傾向など—を含めて、より広い視野で海の環境を見ていく必要があります。

最後に:気候変動とどう向き合うか

ここ数年、ダイバーとして、またインストラクターとして思うのは、「もはや過去の常識が通用しない時代に入った」ということです。
春にサクラが早く咲き、夏に猛暑日が増え、冬は雪が少ない。
そして海は、かつての季節感を失いつつあります。

だからこそ、我々ダイビング関係者は、自然の変化に敏感であるべきだと感じます。
環境の変化に順応し、海の中の異変(サンゴの白化、季節来遊魚の出現時期の変化、クラゲの大量発生など)を記録し、伝えていくことも、私たちの大切な役割のひとつだと考えています。

2025年の梅雨はどうなるのか?
それを断定するのはまだ早いですが、今年も「いつも通りにはいかない」一年になることだけは間違いなさそうです。

この異変の先に、何が待っているのか。
自然と向き合うダイバーとして、引き続き丁寧に観察を重ねていきたいと思います。

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TORU

我妻 亨(わがつま とおる) PADIコースディレクター No.801010 ダイブテリーズのオーナー兼史上最強雑用係 ダイビングは42年目。PADIインストラクターは38年! 日本国内の南の島のリゾートガイドダイバーから1990年にPADIコースディレクター認定、現在に至る。 ダイビングに関してのことならなんでもご相談ください。 ダイビングのこと、ダイビングの中の話など、書きますのでぜひよろしく!もちろん日常のつぶやきも!いろいろ書くのでお楽しみに!

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