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「停止の意味を知っていますか?」

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ダイブテリーズ

こんにちは!
PADIインストラクターの我妻です。
時々お客様から質問をされます。
「安全停止をしないでダイビングを終わらせたらダメなの?」

浮上中の「止まる」という行動は、単なる習慣やルールではありません。
安全停止と緊急減圧停止――どちらも“減圧症を防ぐための手段”ではありますが、その意味と目的はまったく異なります。
本当に理解して実践できているダイバーは、意外に少ないのではないでしょうか?
この記事では、停止の目的をもう一度しっかり見直し、浮上の最後までを安全に終えるための知識を整理します。

今日のブログは
「停止の意味を知っていますか?」――安全停止と緊急減圧停止の本当の役割
減圧症予防だけじゃない。「停止」の意図を理解してこそ、安全なダイビングができる
興味のある方は読んでみてください。

安全停止と緊急減圧停止、その違いとは?

水中での「停止」は、大きく分けて以下の2つがあります。

安全停止(Safety Stop)
緊急減圧停止(Emergency Decompression Stop)

どちらも減圧症予防を目的としている点では似ています。
しかし、その背景と必要性には大きな違いがあります。

安全停止とは?

安全停止は、無減圧限界内でのダイビングを行った場合に、任意で行う浮上中の一時停止です。
一般的には水深3m~6mで3分間の停止が行われます。
ダイブテリーズ

この停止には以下のような複数の意図があると考えられます。

体内に溶け込んだ窒素をより安全に排出させるため
万が一の誤算(ダイブコンピュータの設定ミスや深場滞在時間の見誤りなど)を補うため
浮上スピードを自然に抑えるという副次的な安全効果

安全停止は義務ではありませんが推奨される状況はもちろんあります。
特に深度が深いダイビング(20m以深)や、水中時間が長めだった場合は、積極的に実施するべきです。
習慣になっている人も多いと思いますが。

緊急減圧停止とは?

対して緊急減圧停止は、無減圧限界を超えたダイビングをしてしまった場合に必要な強制的な停止です。
これはもう「任意」ではなく、行わなければ減圧症のリスクが極めて高くなるという、緊急的な対応です。

ダイブコンピュータが自動的に「○mで○分間の減圧停止を行え」と指示してくることがあります。
このときに指示通りに停止を行わずに浮上すると、減圧症を発症する危険性が非常に高まります。

これはもはや「安全」のためではなく、「生還」のためのステップだと考えるべきです。

停止後はゆっくり水面へ

安全停止でも減圧停止でも、「停止が終わったら一気に水面へ」というケースをよく見かけます。

しかし、これには大きな落とし穴があります。

* 停止の効果は緩やかな浮上と組み合わさって初めて意味を持つ
* 最後の数メートル(5m→0m)は、圧力変化に伴い、気体が膨張しやすい
* 一気に水面へ出ることで、せっかくの減圧や安全の効果が台無しになる可能性がある

だからこそ、「停止後の浮上こそ、最も慎重に行う」べきなのです。

水面に出たら終わりではない

浮上後に水面でバランスを崩して沈んだり、慌ててフィンを脱いで溺れそうになるダイバーを見かけたことはありませんか?

水面に出た直後には、以下のことが必要です:

* すぐにBCDへエアを入れて浮力を確保する
* フィンを外すのは落ち着いてから(ボートならラダーのそばで、ビーチなら足がしっかりつくところまで移動してから)
* 波のある場所では顔を水面に向けたまま呼吸を整える
* エントリーしたボートや岸に安全に戻るまでがダイビング

水面に出た瞬間に気が緩みがちですが、最後の最後まで油断せず、「安全に帰る」ことが最重要です。

インストラクターとして伝えたいこと

停止そのものは「技術」ではありません。
理解と意識の積み重ねで成り立つ安全行動です。

* 「なぜその深度で、何分止まるのか?」
* 「止まったあとの浮上は、どのようにすべきか?」
* 「水面に出たときの行動は安全か?」

これらの問いに、自信を持って答えられるダイバーこそが、本当の意味で安全にダイビングを楽しめる人だと思います。

安全停止も、緊急減圧停止も、命を守るための「知識と意識」から始まります。

最後に

「止まる勇気」が、あなたのダイビングを変える。

水中では、常に前に進んだり上に上がったりするばかりが正解ではありません。
ときに「止まる」ことでこそ、得られる安全と安心があります。
その一瞬が、あなたの体を守り、次のダイビングへの扉を開く――。

次に潜るときは、ぜひ「その停止、意味を持ってできているか?」を問い直してみてください。

またふと思いついたことをブログで書いてみますね。
あれ?って思ったことがあったらいつでも聞いてくださいね。
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今日のブログの参考はこちら(英語)

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TORU

我妻 亨(わがつま とおる) PADIコースディレクター No.801010 ダイブテリーズのオーナー兼史上最強雑用係 ダイビングは42年目。PADIインストラクターは38年! 日本国内の南の島のリゾートガイドダイバーから1990年にPADIコースディレクター認定、現在に至る。 ダイビングに関してのことならなんでもご相談ください。 ダイビングのこと、ダイビングの中の話など、書きますのでぜひよろしく!もちろん日常のつぶやきも!いろいろ書くのでお楽しみに!

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