マスククリアが怖いのは悪いこと?(シリーズ3)
土曜日。
今日は海ではなくプールの一日。
ダイビングスクール、少しだけ混雑しています。
参加される方それぞれの進捗状況を見ながらフリータイムでスケジュールするので、皆様のご希望が集中すると対応できない場合があります。申し訳ありません。
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こんにちは!
PADIインストラクターの我妻です。
昨日は「緩く教えること」をブログに書きました。
シリーズとして、こんな風に考えているよ!というブログを続けます!
ダイビング講習の中で、受講生がつまずきやすいスキルは何か?
経験上、「マスククリア」はその可能性の高いスキルだと私は感じています。
マスクの中に入った水をその場で簡単に取り除く。
言葉にすれば簡単そうですが、実際にはこのスキルに強い恐怖や抵抗感を抱く人が少なくありません。
中には、マスク関係のスキルが嫌でダイビングを諦めてしまう方もいるのかもしれません。
でも、私はこう思うのです。
「マスククリアが怖いのは、悪いことじゃない」
「それも“その人らしさ”のひとつなんだ」と。
今回は、ダイビングスキルの習得における「個人差」との向き合い方、そして“怖さ”をどう捉えていくかについて書いてみます。
今日のブログは
マスククリアが怖いのは悪いこと?
〜スキルへの個人差を受け止める〜
ぜひ読んでみてください。
特にプロとしてスタートしたばかりの人、これからダイビングをスタートしたい人には読んでほしい内容です。
100人いれば、100通りの“できなさ”がある
40年近くインストラクターをしてきて、ひとつ確信していることがあります。
それは、「スキルの習得には“個人差”があって当たり前だ」ということ。
ある人は、フィンキックがすぐ上手にできる。
ある人は、中性浮力が自然と取れてしまう。
でも、マスククリアだけはどうしても怖い。
誰にでも、「できないもの」「怖いもの」はあるんです。
「みんなすぐできるのに、自分だけできない」
「こんなことで怖がっている自分は向いてないのかも」
そんなふうに思ってしまう人もいますが、それは大きな誤解。
“できない”のではなく、“まだ慣れていない”だけ。
“怖い”のではなく、“知らないから不安なだけ”。
そう考えることで、気持ちはずいぶん楽になります。
恐怖を否定しない、比べない
私が大切にしているのは、「怖い」という気持ちを否定しないこと。
たとえば、講習中にマスククリアの練習をする場面で、「怖いです」と言ってくれる方がいます。そのとき、私はすぐにやらせようとはしません。
「怖いと感じるのは、自然なことですよ」
「じゃあ、今日はマスクの下半分だけに少し水を入れてみましょうか」
そんなふうに、段階を踏んで、少しずつ“怖くない体験”を積み重ねてもらいます。
人と比べない、他人のペースを押し付けない。
それが、その人の“本当の安心”につながると信じています。
インストラクターの「空気感」がカギ
マスククリアのような“心理的ハードルが高いスキル”は、やり方やコツを説明するだけでは不十分です。
一番大切なのは、インストラクターがつくる“空気感”。
「この人のそばなら、失敗しても大丈夫」
「何があっても、ちゃんと見てくれている」
そんな“信頼感”を感じてもらえたとき、怖さは少しずつ和らぎます。
ですから私は、プールや海に入る前の時間もとても大切にしています。
-
雑談を交えてリラックスしてもらう
-
失敗しても大丈夫な雰囲気をつくる
-
表情や呼吸から緊張を察知する
こうした小さな積み重ねが、「できた!」という体験の土台になるのです。
「できなかった」より「逃げなかった」ことを認める
講習中、「今日はできなかった…」と悔しそうに話す人もいます。
でも私は、そんなときこそこう伝えます。
「今日、怖くてもそこに向き合ったことがすごい」
「逃げなかった、それが一番大事なんですよ」と。
ダイビングは、スキルを“点数化”する競技ではありません。
ましてや、誰かと“競争”するものでもありません。
自分のペースで、少しずつ「怖さ」に向き合いながら前に進めばいい。
だから私は、「完璧なスキル習得」よりも、「その人の小さな前進」を認めるようにしています。
“できるようになる瞬間”を一緒に喜ぶ
ある人の話を少し紹介させてください。
その方は、マスククリアがどうしても怖くて、初日は顔に水をつけるのが精一杯。でも、何度か通ってくれるうちに、少しずつ水に慣れていき、ある日、突然「やってみます」と自分から言ってくれたんです。
そのときのことは、今でも鮮明に覚えています。
マスクに水を入れて──一瞬止まって──でも、落ち着いて鼻から息を吐き──水を抜く。
「……できた!」
水中でもわかるほどの笑顔。そして水面に上がった瞬間の「やったー!」という喜び。
この瞬間に立ち会えることが、インストラクターとして何よりの喜びだと思います。
“できるようになる”のは、時間の問題です。
でも、“その瞬間”をどう迎えるかは、信頼と関係性の結果なのです。
おわりに 〜その人の“ダイビング”を大切に〜
マスククリアが苦手な人もいれば、ボートでのエントリーが怖い人もいます。
中性浮力の感覚がなかなか掴めない人もいれば、耳抜きに時間がかかる人もいます。
それぞれに「つまずきの形」は違っていて、それは決して“悪いこと”ではありません。
私は、講習の中で一番大事なのは「その人自身のダイビング」を尊重することだと思っています。
上手に潜れることよりも、安心して潜れること。
誰かの真似ではなく、自分のスタイルで楽しめること。
そのために、スキルの習得には“個人差”があっていいし、そこに寄り添う指導が必要なのだと、私は信じています。
ただ、できなくていいよ!ではなく、できなくちゃいけないことはできなくちゃいけない。
それが多少、困難があっても、落ち着いて自らの力でできること。
そこが大切だと思っています。
次回は、「Cカードはゴールではなくスタート地点」というテーマで、ライセンス取得後のダイビングの楽しみ方と成長のステップについてお話ししたいと思います。
“できなかったこと”よりも、“海に向き合ったあなた”を、まずは自分で褒めてください。
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