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NDLってなに?

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暑い毎日が続きます。
まだ6月。
梅雨の真っただ中のはずなのに晴れが続き、真夏日が続く今年です。
昨日はドライスーツで潜っていましたが、いよいよ次回からはウェットスーツに衣替えの予定です。 
ダイブテリーズ

こんにちは。
PADIインストラクターの我妻です。

最近のダイビングでは、ダイブコンピューター(以下DC)を使って潜るのが当たり前になりました。
初めて器材を揃えるとき、「DCは必須」と思っている方も多いでしょう。

でも、ふとこんな疑問がわくことがあります。

「そのDC、本当にちゃんと使えてますか?」
「表示されている数字の意味、理解していますか?」

今回は、いまさら聞けないけどとても大切な「NDLってなに?」というテーマで、DCの基本的な使い方、安全停止の意味、浮上速度を守る理由、そして“減圧理論の基本”についてブログを書いてみます。

今日のブログは・・・
NDLってなに?
〜ダイブコンピューター、ちゃんと使えてますか?〜
ぜひ読んでみてください。

■ NDL(無減圧潜水時間)とは?

DCの画面に出てくる「NDL 25min」とか「NDL 15min」という表示、見たことありますよね。
簡単に言うと、「その深度にあと何分いられるか(減圧停止なしで安全に浮上できる時間)」を表しています。

たとえば、水深18mでNDLが「30分」と表示されていたら、その深さで30分間以内なら浮上時に減圧停止をする必要はないという意味です。

逆に、この時間を超えてしまうと、減圧停止が必要になる「減圧潜水」に入ってしまいます。
リクリエーショナル・ダイビングでは基本的に減圧潜水はしないというルールがありますので、NDLはとても重要な指標です。

■ 減圧症と浮上の関係

水中では、私たちの体は呼吸によって窒素を体に取り込んでいます
水深が深くなるほど、そして滞在時間が長くなるほど、この窒素はどんどん体に溶け込んでいきます。

この状態で急浮上すると、体内の窒素が気泡化してしまう可能性があり、それが「減圧症(DCS)」の原因のひとつになります。

NDLは、この「これ以上いると危ないよ」というライン。
つまり、NDLを守ること=減圧症のリスクを減らすことなのです。

■ 安全停止の意味、知っていますか?

NDL内でのダイビングだったとしても、安全停止(約5mで3分間程度)を行います。

これは、「浮上中に体内の窒素をしっかり放出するためのクッションの時間」です。
もちろんDCでもアラームが鳴ったり、カウントダウンが始まったりする機種が多いですが、それが出たときに「ああ、止まるんだったな」ではなく、“窒素を抜くための大切な時間”と理解して行うことが大事です。
ただ、NDLに十分余裕のあるダイビングで、安全停止をしなかったからと言って、何か大きな問題が起こる可能性はかなり低いと考えられます。

また、浮上速度はゆっくりと(9m/分以下)、またはDCが支持する速度を守ることもとても重要です。
速すぎる浮上は、どれだけNDL内で潜っていたとしても減圧症のリスクを上げてしまいます。

■ DCの中で何が起きてるの?

「DCって何でNDLを計算できるの?」と聞かれることがあります。

実はDCの中では、体をいくつかの組織に分けて、そこにどれくらい窒素が溶け込んでいるかを計算しているんです(これをアルゴリズムといいます)。
有名なのは「ZHL-16」や「RGBM」といった計算モデル。

つまり、DCは「あなたの潜水履歴」からリアルタイムでNDLを更新してくれているわけです。
同じ水深でも、どれだけ潜っていたか、浮上中か、2ダイブ目(反復潜水)かどうかなどでNDLがどんどん変化していくのはこのためなのです。

■ RDP(ダイブテーブル)を知っておこう

「DCがあるからテーブルはもういらない」と思っていませんか?

たしかに今の時代、DCを使って潜るのが主流です。
でも、RDP(レクリエーショナル・ダイブ・プラナー)を理解しているかどうかで、DCの表示に対する理解度がまったく変わってきます。

もしDCが故障したとき、電池が切れたとき、何もわからない状態で潜ることになりますか?
そんなとき、テーブルを使って減圧不要限界や無限圧潜水時間を把握できる力があると、あなた自身を守る強い味方になります。
RDPを使うのではなくバックアップをしたいなら、DCを2台以上持って潜ることを推奨します。)

RDPは「昔の道具」ではなく、「知識の土台」として非常に価値があると、私は今でも思っています。
深度によるNDLの変化や、反復潜水でNDLが減少していくことなどを見ることができるのです。
ダイブテリーズのPADIオープンウォーターダイバーコースではこの仕組みを理解していただくためにRDPの使い方を確認していただいています。
ダイブテリーズ

■ 知識とスキル、どちらも大切に

ダイビングは「知的スキル」と「動的スキル」の両方があってこそ、安全で楽しいものになります。
DCの情報を正しく読む知識、減圧理論への理解、中性浮力や適切な浮上をする身体感覚──どちらか一方だけでは足りません。

「ただDCを持っているだけ」「DCに頼ってるだけ」では、安全なダイビングはできません。
DCを“使いこなす”という意識を持って、知識と技術の両方を育てていきましょう。

■ 最後に

DCは現代のダイビングにおいて、なくてはならないツールです。
だけど、それを「正しく理解して、使いこなすこと」が、本当の意味で“ダイブコンピューターを持っている”状態です。

NDLの意味、安全停止の大切さ、浮上速度の重要性、減圧理論の基本──
これらをしっかり理解することで、ダイビングはもっと安全に、もっと楽しくなります。

どのDCを選んだらいいか迷ったら、いつでも我妻に相談してください。
あなたに合った1台を一緒に見つけましょう。

安全に、そして賢く潜る。そのための知識は、きっとあなたのダイビング人生を豊かにしてくれるはずです。

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TORU

我妻 亨(わがつま とおる) PADIコースディレクター No.801010 ダイブテリーズのオーナー兼史上最強雑用係 ダイビングは42年目。PADIインストラクターは38年! 日本国内の南の島のリゾートガイドダイバーから1990年にPADIコースディレクター認定、現在に至る。 ダイビングに関してのことならなんでもご相談ください。 ダイビングのこと、ダイビングの中の話など、書きますのでぜひよろしく!もちろん日常のつぶやきも!いろいろ書くのでお楽しみに!

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