For Divers【ダイバーの皆さん向け】オーナーブログダイビング器材

【シリーズ第3回】 ドライスーツ=ネオプレーン?

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6月最後の金曜日ですね。
なんだか梅雨明けも近い雰囲気。
夏のじりじり太陽がやってきます。
とはいうものの、我妻は明日、明後日は北の大地です。
ダイブテリーズ

こんにちは。
PADIインストラクターの我妻です。
「日本のダイビングはガラパゴス化しているのでは?」というシリーズ、第3回です。
今回は、ドライスーツについてお話ししたいと思います。

日本では、ドライスーツ=ネオプレーン素材がかなりの割り合いを占めています。
でも世界に目を向けてみると、その“常識”はどうなんだろう?と思うことも多々あります。
このブログでは、決してネオプレンのドライスーツ文化を否定するものではなく、やはり、両方ともそれぞれメリット、デメリットがあることを理解することが大切だと思っているのです。

今日のブログは
【シリーズ第3回】ドライスーツ=ネオプレーン?
〜素材選びから見える、日本の“ガラパゴス”スタイル〜
ぜひ読んでみてください。

■ まずはおさらい:ドライスーツの主な素材の種類

素材 特徴 主に使われている地域・シーン
ネオプレーン 保温性が高く、伸縮性あり。
着心地が柔らかい。
日本(特に東日本〜寒冷地)、一部欧州
トリラミネート 薄くて軽量。乾きが早く、持ち運びやすい。
インナーで調節
欧州、北米、テックダイバー、インストラクター
ハイブリッド ネオプレーン×トリラミ系の複合構造 高価格帯モデルに多い

■ なぜ日本はネオプレーンが多いのか?

日本では「ドライといえばネオプレーン」が当たり前のようになっています。
実際、国内の多くのダイビングメーカーも、ネオプレーンタイプのラインナップが中心です。

その理由には、以下のような背景があります。

  • 日本特有の寒流と冷たい水温(特に東北・関東)
     → ネオプレーンの保温性は強力な味方です。
  • 昔からの講習・ショップの器材がネオプレーンで固定されている
     → インストラクターもネオプレーンに慣れている。
  • ウェットスーツの延長にあるドライスーツだから
    →ダイビングのスーツはウェット!という考え方がベースにあるのかも?
  • デザイン、カラーが豊富
    →好みのデザインやカラーを選べる。
  • 器材の輸入コストとサイズ展開の問題
     → 海外製トリラミ製品は高価になりがちで、オーダーが難しいことも。

しかし…
こうした“当たり前”は、果たしてダイバーのスタイルに本当に合っているのでしょうか?

■ 海外では“トリラミネート”が主流?

たとえばヨーロッパのテックダイバー、あるいはカナダやスカンジナビアなど寒冷地のレクリエーションダイバーの多くがトリラミネート素材のドライスーツを使っています。

その理由はシンプルです。

  • 軽くて移動がしやすい(特に海外遠征に便利)
  • 乾きが早い・水切れが良い
  • 素材が柔らかく、フィンワークやトリムに影響しにくい
  • 水深が増加しても浮力に影響を与えない
  • インナーを調整すれば一年中使える柔軟性

要するに、機能性と合理性を重視した結果が“トリラミネート素材”なのです。
ダイブテリーズのスタッフはこのファブリックシェルタイプのドライスーツを愛用しています。

■ 着心地 VS 運用性…どちらを選ぶ?

ネオプレーンは“着たときのあたたかさ”や“着心地”という点で圧倒的な支持を得ています。
一方で、トリラミネートは“使い勝手”や“軽快さ”、“海外での整備性”といった点で優れています。

だからこそ、ダイバーが自分のスタイルで選べる環境が必要なのです。

  • 「国内の冬中心で潜る」→ ネオプレーンでOK
  • 「流氷ダイブのような寒冷地ダイビングもしたい」→使い方次第でどちらもOK
  • 「年に1回は海外に遠征」→ トリラミなどのファブリックシェルも
  • 「テックやセルフも将来的に考えてる」→ 軽量で柔軟性のあるタイプを試す

■ 素材の違いも体験してほしい

当店では、講習時にはネオプレーンドライを使いますが、希望される方にはトリラミネート素材の試着・体験もできるようにしています。
「軽さに驚いた」「動きやすくてビックリ」といった声も少なくありません。

「自分にはどちらが合っているか?」
そのヒントは、実際に着て、潜って、比べてみることから始まります。
ダイブテリーズ

■ “日本だけの常識”から自由になるために

ネオプレーン=悪ではありません。
でも、それだけしか知らずに選択肢が閉ざされてしまっているとしたら、それはダイバーにとって大きな損失です。

「日本ではこれが当たり前」
そんな言葉が無意識に選択を狭めているとしたら、
少しだけ視点を広げて、もっと自由に器材を選んでいいと思うのです。
私たちはそのサポートをするためにいるのです。
どんどん聞いてください。

■ 次回予告

次回は、「エンリッチドエアの“本来の使い方”知ってますか?」をテーマに、PPO2やMODの理解を含め、日本と世界のギャップを掘り下げていきます。

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TORU

我妻 亨(わがつま とおる) PADIコースディレクター No.801010 ダイブテリーズのオーナー兼史上最強雑用係 ダイビングは42年目。PADIインストラクターは38年! 日本国内の南の島のリゾートガイドダイバーから1990年にPADIコースディレクター認定、現在に至る。 ダイビングに関してのことならなんでもご相談ください。 ダイビングのこと、ダイビングの中の話など、書きますのでぜひよろしく!もちろん日常のつぶやきも!いろいろ書くのでお楽しみに!

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