透明度が悪い海を潜る!
昨日は海の日。
三連休、たくさんの皆様にご参加いただきありがとうございました。
透明度がイマイチで「あれ?」という方もいらっしゃったかも?
相手が自然である以上、そんな日もあります。
そんな海でも楽しんじゃうのがダイブテリーズです。

こんにちは!
PADIインストラクターの我妻です。
昨日の海は、まさに「視界不良」という言葉がぴったりな状況でした。
浅場はほとんど見えないほどの濁り、水深18mを超えてようやく3m程度の透明度。
大雨の影響をまともに受けた結果です。
グリーンモンスターの登場です!
ダイビングをしていると、いつも真っ青な海が待っているわけではありません。
季節や天候の変化、海流の動き、さらには人間の生活圏からの影響によって、海は常に表情を変えています。こうした状況の中で、安全に、そして前向きにダイビングを楽しむためには、原因を理解し、適切な装備と心構え、スキルが必要です。
今日は、透明度が悪くなる原因や季節的な背景、そんな海でも安心してダイビングを楽しむためのヒントをお伝えします。
そして、こうした環境で潜ることが、ダイバーとしての経験値を大きく高めることになる、というお話もしたいと思います。
今日のブログは
透明度が悪い海を潜る意味と、安全に楽しむためのポイント
ぜひ読んでみてください。
透明度が悪くなる主な原因
海の透明度が落ちる理由はいくつかあります。
1. 雨や河川からの流入
先週のような大雨が降ると、陸上の土砂や有機物が川を通じて海に流れ込みます。
浜松ではそこまでの大雨ではなかったので降った!という印象はなかったのですが、富士山南西部などは相当な雨だったようです。富士川は茶色く濁った大量の水が流れていました。
沿岸部では川からの影響が大きく、浅場は一気に濁ってしまいます。
いわゆる泥水の濁りです。
泥があるといっても、基本淡水。
海水より軽いため海水の上を層になって流れます。
だから浅場が濁りやすくなるのです。
2. 季節性のプランクトン増加
春や初夏は海水温が上がり始め、光合成が活発になることでプランクトンが大量発生します。
栄養豊富な時期は魚たちにとって恵みの季節ですが、ダイバーにとっては視界が悪くなる時期でもあります。
プランクトンブルームとか春濁りとか。
そんな言い方をします。
3. 潮流や海況の変化
大きな潮流やウネリが入ると、海底の砂や堆積物が舞い上がり、透明度が下がることがあります。
台風や強風の後も同様で、海底が攪拌されることで視界が悪くなります。
4. 人間活動の影響
港湾工事や沿岸開発、漁業活動など、人為的な影響で濁ることもあります。
これは特定のエリアでよく見られます。
ダイバーが大人数で潜る海は、午後になると透明度ダウンする傾向があります。
これも人間活動の影響かもしれません。
こうした要素が複合的に絡むと、昨日のように「浅場はまったく見えないけれど、深度を下げると少しマシ」というような層状の濁りが発生します。
季節ごとの特徴と心構え
日本で潜る場合、季節によって透明度の傾向があります。
一般的には・・・
春先~初夏
プランクトンの大量発生で視界不良になりやすい季節。
ただし魚の群れが増え、海の生命感は豊かになります。
夏~初秋
梅雨末期の豪雨や台風の影響も受けやすい時期。
大雨の後は特に浅場が濁りますが、深場は比較的安定していることもあります。
秋~冬
海が安定し、透明度が高いベストシーズン。
ただし水温が下がるため装備や保温対策が必要です。
つまり、濁った海を潜ることも「日本の海ならでは」の季節的な楽しみ方のひとつ。
これを避けるのではなく、受け入れたうえでどう安全に潜るかが大切です。
透明度が悪い時に必要な装備とスキル
では、視界が悪い状況でも安全に楽しむために、どんな装備やスキルが必要でしょうか?
しっかり目立つ装備
高視認性フィンなど
暗い海では明るい色の器材が仲間に見つけてもらいやすくなります。
水中ライト(透明度が悪くなくても持っていると絶対便利!)
昼間でも視界不良ならライトは必須。
手元の確認やバディへの合図に役立ちます。
水中ストロボライト
位置の目印などで使用することもあります。
きちんとした中性浮力
濁った海では周囲の地形が見えにくくなるため、うっかり浮き過ぎたり沈みすぎたりする危険があります。
安定した中性浮力が取れることが、濁りのある海での安全の第一歩です。
状況によっては上なのか下なのか?それすらもよくわからないことがあるかもしれません。
ナビゲーション能力
透明度が悪いと、普段頼りにしている地形や目印が見えなくなります。
そんな時に役立つのがコンパスやナチュラルナビゲーションのスキルです。
バディとのコミュニケーション
視界が悪い時ほど、バディとの距離は普段より近く、コンタクトを密にする必要があります。
ライトや直接バディに触れるコミュニケーションもありでしょう。
透明度が悪い海を潜る価値
「せっかく潜るなら綺麗な海がいい」と思う気持ちは当然です。
ですが、実は濁った海を潜ることは、ダイバーとしての経験値を大きく上げるチャンスでもあります。
ナビゲーション能力が鍛えられる
バディとのコミュニケーションが向上する
どんな環境でも落ち着いて対処する力がつく
そして何より、「どんな海でも楽しみ方を見つけられる」という心の余裕が生まれます。
これこそ、上級ダイバーへの大切なステップだと私は考えています。
ダイブテリーズは、そんな経験も一緒にサポートします
私たちダイブテリーズでは、透明度の悪い海況でも安全に楽しめるよう、事前のブリーフィングや水中でのサポートを徹底しています。
そして、こうした環境でのダイビングを通じて、皆さんの経験値を少しずつ積み上げていくお手伝いをしています。
「濁ってるから潜らない」のではなく、濁った海だからこそ得られる学びや成長があるのです。
昨日の海のような状況も、ダイバーとしてのスキルアップの貴重な一歩。
どんな海でも安全に、そして楽しく潜る力を、一緒に育てていきましょう。
透明度が悪い海を潜ることは、決して無駄ではありません。
むしろ、より広い視野で海を楽しめるようになるための経験です。
次回のダイビングも、どんな海況でもしっかりサポートしますので、安心してチャレンジしてください。
とはいうものの、あと少しでいいから・・・透明度がアップしてたらいいんだけどな!と思うのが本音です。
次の海は25日の予定です。
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