自然を遠ざけるのではなく、正しく備える ― ダイビングから学ぶアウトドア安全管理
まだまだ暑い日が続きます。
今日も海に出発!
店内ではダイビングスクールのプールです。
こんにちは!
PADIインストラクターの我妻です。
大好きな北海道知床で、ヒグマが関わる事故がありました。
ショッキングに報道するニュースをきっかけに、「自然は危ないからやめておこう」と考えてしまう人は少なくありません。
ですが、本当に必要なのは“正しい備え”と“共有されたルール”です。
海でも山でも川でも、安全に自然を楽しむためのキーワードは 「危険告知」と「装備ルール化」。
今日のブログは完全にアウトドア活動の一人のインストラクターの立場で個人的に思うことを書きます。
ダイビング以外のアウトドア活動を否定するものでもなく、ダイビングが優れているとか、すごいとかいうのではなくお互いにいいところを取り入れたらいいんじゃないかな?という内容です。
今回の事故のケースで素晴らしい自然を体験することを躊躇する人が出ないようにという思いから書いてみます。
ダイビング業界で徹底されている仕組みを例に挙げながら、これからのアウトドア活動に求められる安全管理のあり方を考えていきたいと思います。
海の危険生物:駆除ではなく、理解と距離をとる
ダイビングをやる方ならご存じかもしれませんが、海の中にはいわゆる「危険生物」とされる生き物がいます。
代表的なのはサメですが、実はもっと身近に「ゴマモンガラ」という魚もいます。
繁殖期には自分の卵や巣を守るために非常に攻撃的になり、ダイバーに猛突進してくることもあるんです。

それでも私たちはゴマモンガラを「退治しよう」とは考えません。
なぜなら、彼らは海の本来の住人であり、人間こそがお邪魔させてもらっている存在だからです。
だからこそ大事になるのは「事前に危険を知ること」と「近づかない行動をとること」。
これが海での基本ルールです。
陸の危険生物:人間と生活圏を重ねるヒグマ
北海道では毎年のようにヒグマによる事故が起きています。
海と違うのは、人間の生活圏や遊びのフィールドと、ヒグマの生活圏が重なっていること。
森や川は人間にとってもアウトドアの場ですが、クマにとってはそれが日常の生活の場です。
しかもヒグマは一度人を襲えば、さらに同じ行動を繰り返すリスクが高くなります。
そのため駆除せざるを得ない現実もあるのです。
これはゴマモンガラのケースとは違う、陸ならではの厳しい現実だと思います。
ダイビングに学ぶ「仕組み化された安全」
ダイビング業界では、安全のための仕組みがしっかり整っています。
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必ず事前にインストラクターが危険告知を行う
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バディチェックなど、ルールを毎回確認する
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装備は環境に適したものを必須で用意する(レンタルでも妥協なし)
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参加者が危険を理解し、承諾した上で潜る
これは「水中は人間が生きられない領域だからこそ」徹底されている文化です。
陸のアウトドアはどうだろう?
プロのガイドが同行する場合は別として、個人的な活動をされる場合について思うことです。
ガイドさんはきちんと危険告知やリスク回避を伝えているはずです。
だから、リスクの高い自然活動をするときは、その地域を熟知しているガイドさんと一緒にやるべきだと思っています。
ガイドさん無しに登山やキャンプ、川遊びなど陸のアウトドア活動を行う場合、「危険告知」や「必須装備のルール化」が徹底されているとは言い難いのが現状かもしれません。
注意喚起はあっても、看板に「熊に注意」と書いてあることはあっても、それをどう回避するか、どんな装備を必ず持つべきか、参加者自身にどう理解してもらうか――そこまで仕組み化されていないかもしれません。
個人で山に入る、川に遊びに行くとなると、危険を事前にしっかり伝える仕組みや、装備を義務化するルールはまだまだ曖昧に思えます。
たとえば、ヒグマの生息エリアに入る場合、本来なら「必須装備」とされるものがあるはずです。
熊スプレーや鈴、食料管理の方法など。
たとえ、舗装された道路から車での自然散策だとしても。
それらを持たずに入山した場合は、入山できない、というくらいの厳格なルール化があってもいいのかもしれません。
観光客が餌やりなど、事故を誘因する行為を行ったら罰則規定を設けることも必要かもしれません。
ダイビングでは「持っていないなら潜れません」という明確な線引きがありますが、アウトドア全般ではまだそこまで制度化されていない印象があります。
そのため、安全は個人の自己判断に大きく委ねられてしまうのです。
自然をもっと安心して楽しむために
ここで、私が「これから必要だな」と感じる、アウトドア活動全般に役立つチェックポイントをまとめてみます。
危険告知編
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活動前に必ずそのエリアの危険生物(ヒグマ・マムシ・スズメバチなど)を参加者全員に説明
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遭遇した場合の具体的な行動を共有する(逃げ方・近づかない範囲など)
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「自己責任」ではなく、主催者やリーダーが危険を明示する仕組みを
装備ルール編
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ヒグマ出没エリアは「熊鈴・スプレー・笛」の必携をルール化
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山岳・河川は救急用品・ライト・通信手段を最低限の必須装備に
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個人装備だけでなく、グループとして共通装備(ファーストエイド・地図・GPS)を整える
心構え編
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「危険をゼロにすること」はできないと理解する
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危険を正しく“知っている”ことが最大の安全につながる
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自然を脅威として拒むのではなく、敬意をもって接する姿勢を忘れない
サーモンランの現場から感じること
秋に北海道でサーモンラン(サケの遡上観察)を予定しています。
川原に残るヒグマの足跡を見つけると、すぐ近くに野生の存在がいるのを実感し、体が引き締まります。
その緊張感は危険を意識するだけでなく、「自然と共に生きている」ことを教えてくれる瞬間でもあります。
自然を遠ざけるのではなく、準備を強化しよう
事故や悲しいニュースをきっかけに「自然は危ないからやめておこう」と思う方も少なくありません。
でもそれでは自然体験本来の魅力を逃してしまいます。
大事なのは「正しく恐れ、きちんと備える」こと。
ダイビングの安全文化から学べるように、アウトドア全般でも「危険告知」と「装備ルール化」を少しずつ広げていければ、私たちはもっと安心して自然と向き合えるはずです。
自然は素晴らしく、同時に厳しい存在。
だからこそ敬意を払い、安全に楽しみながら、次の世代にその魅力を伝えていきましょう。
今回、4つの尊い命が失われたことがとても残念です。
ただこれを教訓としてこれから先の自然との関りを考えていくきっかけにしましょう。
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