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現在の中東情勢がダイビングに落とす影――私たちが今、考えるべきこと

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どんよりした水曜日。
今日はプールでスペシャルプログラムの日。
もっとかっこよくダイビングするためのヒントいっぱいになりそう。
近々、プログラムのレポートもブログで紹介できるかもしれません。
ダイブテリーズ

こんにちは、ダイブテリーズの我妻です。
今日は少し真面目な、そして切実な話をさせてください。

現在、ニュースで連日報じられている中東情勢。
遠い国の出来事のように感じるかもしれませんが、実は私たちダイバーの活動に、無視できないほど大きな影響を及ぼそうとしています。

決して不安を煽るつもりはありません。

しかし、40年間この業界に身を置き、多くの荒波を乗り越えてきた一人のダイバーとして、「今、何が起きようとしているのか」を皆さんと共有しておく責任があると感じています。
もちろん、これが現実とならず、平和的に解決することを望んでいるのは間違いありません。


中東情勢がダイビング界に落とす影

「中東で何かあっても、伊豆で潜る分には関係ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、海は世界とつながっており、経済の仕組みもまた、密接に絡み合っています。

燃油コストの増大と「遠出」のハードル

中東は世界のエネルギー供給の要です。
特にホルムズ海峡の封鎖や周辺地域の不安定化は、原油価格の直撃を意味します。
これがどう影響するか。
まず、ボートや移動のガソリン代が上がります。
(現に、ガソリン価格は暫定税がなくなり補助金があっても高いままの価格です。)
そして最も深刻なのが、航空運賃とサーチャージの価格上昇
海外ツアーはもちろん、沖縄なども、今までのような気軽な金額では行けなくなる可能性があります。

器材・消耗品の価格高騰と品不足

ダイビング器材の多くは海外で製造され、船や飛行機で運ばれてきます。
物流ルートが混乱すれば、輸送コストが跳ね上がり、それが販売価格に反映されます。
また、ウェットスーツの素材となる石油化学製品も、原材料費の高騰で値上げが避けられなくなるでしょう。

「心のゆとり」という最大の影響

これが一番大きな問題かもしれません。
情勢が不安定になり、物価が上がり、将来への不安が募ると、人は「遊び」から距離を置きがちになります。
ダイビングは素晴らしい趣味ですが、生活必需品ではありません。
しかし、だからこそ、私たちはその「灯」を消してはいけないと考えています。


今後の状況が続いた時に起こりうる問題

もしこの不安定な状況が長期化した場合、ダイビング業界全体で以下のような変化が予想されます。

  • ダイビングスタイルの二極化:近場での「マイクロツーリズム」的なダイビングと、多額の費用をかけて行く「超限定的な遠征」に分かれるでしょう。
  • ショップの淘汰:コスト増に耐えられない小規模なショップや、海外ツアーに依存しすぎているショップは、経営が厳しくなることが予想されます。
    ダイブテリーズは耐えられない!とならないよう、無い知恵を絞って頑張ります。
  • 安全コストの懸念:コスト削減のために、本来最も重要であるはずの安全面やメンテナンスが疎かになるケースが出てこないか、業界全体で注視する必要があります。

ダイビングを継続的に楽しむために

こうした状況下でも、私たちは大好きな海を諦める必要はありません。ただ、少しだけ「賢いダイバー」になる準備が必要です。

  1. 「近場」の海の魅力を再発見する
    遠くへ行けない時こそ、ホームグラウンドの海を深く知るチャンスです。静岡には世界に誇れる伊豆の海があります。移動距離を短くし、その分、1回のダイビングの質(スキルアップや生物観察の深さ)を上げる。これからの時代は「量より質」のダイビングが主流になるはずです。
  2. 器材のメンテナンスを徹底する
    新しい器材が手に入りにくくなったり、価格が上がったりする今、手元にある相棒(器材)をこれまで以上に大切にしてください。定期的なオーバーホールは、結果として「買い替え」という大きな出費を防ぐ、最大の節約術であり、安全への投資です。
  3. コミュニティとの繋がりを大切にする
    情報が錯綜する時期こそ、信頼できるショップや仲間との繋がりが支えになります。正しい情報を得ること、そして不安を共有し合える場所を持つことが、趣味を長く続ける秘訣です。

これからのダイブテリーズの動き

さて、私たちダイブテリーズはどう動くのか。
私は40年、この浜松で店とダイビングを楽しむ皆さんを守ってきました。
どんな不況や情勢不安があっても、変わらない指針があります。

「身近な海の価値」を最大化するプロデュース
遠くへ行くのが難しくなるなら、私たちが通う伊豆や地元の海の、まだ誰も知らない面白さを掘り下げて提供します。
皆さんが「わざわざ遠くへ行かなくても、ここで十分満足だ」と思えるような、深いガイディングと講習をお約束します。

「一生モノ」の提案とアフターケアの強化
「とりあえず安いものを買って使い捨てる」時代は終わりました。
多少コストがかかっても、長く使い続けられる良質な器材を厳選し、それを維持するためのメンテナンス体制をさらに強化します。

分かりやすい発信の徹底
難しい情勢だからこそ、ダイビングを特別な誰かのためのものではなく、誰もが日常の癒やしとして楽しめる「身近な扉」であり続けさせたい。
専門的な言葉をなるべく使わず、どなたにも伝わる言葉で発信を続けていきます。

最後に

世界がどう動こうとも、海の中はいつもと変わらず、静かで、美しく、私たちを包み込んでくれます。

中東の情勢が、どうか一日も早く、平和的な解決に向かうことを願って止みません。そしてその日が来るまで、私たちは今できる最善を尽くし、皆さんの「青い世界へのパスポート」を守り続けます。

不安なことがあれば、いつでもお店に寄ってください。
海の話をしながら、一緒にこれからのダイビングライフを考えていきましょう。
ダイブテリーズはダイビングを本気で楽しみたい人を応援しています!

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TORU

我妻 亨(わがつま とおる) PADIコースディレクター No.801010 ダイブテリーズのオーナー兼史上最強雑用係 ダイビングは42年目。PADIインストラクターは38年! 日本国内の南の島のリゾートガイドダイバーから1990年にPADIコースディレクター認定、現在に至る。 ダイビングに関してのことならなんでもご相談ください。 ダイビングのこと、ダイビングの中の話など、書きますのでぜひよろしく!もちろん日常のつぶやきも!いろいろ書くのでお楽しみに!

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