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海の生き物にやさしい選択を!

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今日は「世界海洋デー」(World Ocean Day)です。
ちょっと海の環境を考えてみようかと。

梅雨入りしたということは、次にやってくるのは夏。
実は、6月の紫外線って、かなり強いって知ってましたか?
真夏と変わらない紫外線が降り注ぐのです。
今年はなんだかメリハリのある梅雨になるという予想も。
ということは、晴れた日はギラギラの太陽が顔を出すということ。
ダイビングは外遊びだから、日焼けはある程度仕方ないけど、やけどしちゃうのは問題です。
ダイブテリーズ

こんにちは!
PADIインストラクターの我妻です。
いつもダイブテリーズのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

青く澄んだ海、色鮮やかな魚たち、そこで幻想的な世界を見せてくれるサンゴ礁……。
ダイビングやスノーケリングで出会う素晴らしい景色は、私たちにとってかけがえのない宝物ですよね。

しかし今、私たちが何気なく使っている「日焼け止め」が、大好きな海やそこに暮らす生き物たちを深く傷つけてしまっているかもしれないことをご存知でしょうか。

今回は、なぜ一般的な日焼け止めが海に良くないのかという理由から、世界中で始まっている法律での規制、ダイブテリーズがおすすめする「海の生き物にやさしい日焼け止め」、白浮きしないプロ直伝の塗り方、鮮やかな高機能ウェア(ラッシュガード)の選び方まで、これからの時代の「海遊びの新常識」をすべてまとめてご紹介します!

今日のブログは・・・
海の生き物にやさしい選択を。

私たちが美しい海を守るために今日からできること
ぜひ読んでみてください。


なぜ、一般的な日焼け止めが海にダメなの?

私たちが肌に塗った日焼け止めは、海に入ると少しずつ水中に溶け出します。
また、海に直接入らなくても、シャワーで洗い流された成分が川を経由して、最終的に海へと流れ着くこともあります。

実は、一般的な日焼け止めに広く使われている「紫外線吸収剤(ケミカル成分)」などが、海の生態系、特にサンゴ礁に致命的なダメージを与えてしまうのです。

サンゴの「白化現象」を引き起こす

サンゴは植物のように見えますが、実は小さな動物の集まり。
彼らは体内に「褐虫藻(かっちゅうそう)」という小さな藻類を住まわせ、その藻類が光合成で作る栄養をもらって生きています。

しかし、日焼け止めの有害な化学成分が海に溶け出すと、サンゴはストレスを感じて褐虫藻を体外に追い出してしまいます。
栄養源を失ったサンゴは真っ白になり(白化現象)、この状態が続くとエネルギーが尽きて、やがて死滅してしまうのです。

わずか「1滴」でも大ダメージ

研究によると、たったオリンピックプール1つ分の水に、日焼け止めをわずか1滴たらした程度の非常に薄い濃度であっても、サンゴの幼生(赤ちゃん)の遺伝子を傷つけ、変形や正常な成長を妨げることが分かっています。

さらに、サンゴだけでなく、イルカや魚、ウミガメなどの体内にも化学物質が蓄積され、ホルモンバランスを崩したり、深刻な健康被害をもたらしたりするリスクも指摘されています。私たちが大好きな海の生き物たちが、私たちの選んだ日焼け止めによって苦しんでいるかもしれないのです。


海に持ち込めない!使用・販売が禁止されている国や地域

こうした海洋環境への深刻なダメージを食い止めるため、世界中の一部の国やビーチリゾートでは、特定の化学物質を含む日焼け止めの販売・流通・持ち込み・使用を法律で禁止する動きが急速に広がっています。

もし知らずに持ち込んで違反してしまった場合、高額な罰金が科せられたり、空港の税関やビーチの入り口で没収されたりすることもあります。

規制のある主な国・地域
  • ハワイ州(アメリカ)
    2021年から規制が始まり、マウイ郡などではさらにルールが強化され、すべての「ケミカル(紫外線吸収剤)日焼け止め」の販売・流通が全面的に禁止されています。
  • パラオ共和国
    世界で最も厳しい環境規制を行っている国の一つです。持込段階から厳しくチェックされ、違反すると最高1,000米ドルの罰金が科されるケースもあります。
  • タイの国立公園
    タイ全土のすべての国立公園内において、サンゴに有害な成分を含む日焼け止めの持ち込み・使用が禁止されています。人気のタオ島やピピ島などを訪れる際も注意が必要です。
  • ボネール島(カリブ海・オランダ領)
    美しいサンゴ礁を守るため、早くから法律で規制を導入し、島内全体で環境保護に取り組んでいます。
【要チェック】海にダメな具体的な「禁止成分」リスト

日焼け止めを購入する際は、製品の裏面にある「全成分表示」を必ずチェックしてみてください。特に日本の市販品(ドラッグストアなどでよく見かけるもの)に広く配合されているのが、「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」です。これはハワイなどで禁止されている「オクチノキサート」の日本での表記名なので、特に注意が必要です。

成分名
(英語表記/別名)
日本の化粧品での
主な表記名
危険性と備考
オキシベンゾン
(Oxybenzone / BP-3)
オキシベンゾン-3 サンゴの白化を促す代表格。
内分泌攪乱の疑いも。
オクチノキサート
(Octinoxate / EHMC)
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 日本の多くの製品に配合されているため最も注意!
オクトクリレン
(Octocrylene)
オクトクリレン パラオやボネール等で禁止。
光アレルギーの原因にも。
パラベン類
(Parabens)
メチルパラベン、ブチルパラベン等 防腐剤(パラオ等で禁止)。
フェノキシエタノール
(Phenoxyethanol)
フェノキシエタノール 合成防腐剤(パラオ等で禁止)。

ダイブテリーズでも販売中!使っていい具体的な商品

では、海に入る時はどのような日焼け止めを選べば良いのでしょうか?

選ぶべきキーワードは「ノンケミカル」、そして「リーフセーフ(Reef Safe)」です。紫外線吸収剤の代わりに、天然の鉱物である「酸化亜鉛」や「二酸化チタン」といった紫外線散乱剤を使い、成分がナノ化(極小化)されていない「ノンナノ(Non-Nano)」タイプであれば、サンゴに害を与えません。

「どれを選べばいいか分からない……」という方のために、ダイブテリーズ店頭で実際に取り扱っている、自信を持っておすすめできる商品をご紹介します!

おすすめ商品:『サンゴに優しい日焼け止め』

ダイブテリーズ

その名の通り、「美しい海を汚したくない」という強い想いから生まれた、100%天然成分の日焼け止め(バームタイプ)です。
香料や合成防腐剤、紫外線吸収剤を一切使わず、100%ナチュラルな成分だけで作られているため、ハワイやパラオをはじめ、世界中どこの海でも安心して使えます。

実はこの日焼け止め、「海に優しい」だけでなく、私たちの「肌にもめちゃくちゃ優しい」んです!
保湿効果の高い天然のオイルやワックスがベースになっているため、乾燥しがちな海の上でも肌の潤いをキープしてくれます。
敏感肌の方やお子様、普段化粧をしない男性の日常使いにも本当におすすめです。


バームタイプ・ノンケミカルを使いこなすプロの技

「天然成分100%の日焼け止めは、海に優しくて肌にも最高なんだけど……ちょっと白浮きしやすい」「いつも通り洗っても落ちにくい」という声をよく耳にします。

これは、紫外線吸収剤の代わりに「酸化亜鉛」などの白い鉱物が、肌の表面にピタッと膜を作って紫外線を物理的に跳ね返している証拠でもあります。
コツさえ掴めば、白浮きをきれいに防いで、肌に負担をかけずにすっきり落とすことができます!

① 白浮きしない!きれいになじむ塗り方

バームタイプを普通の乳液やクリームと同じように「手のひらに伸ばして一気に顔に塗る」のはNGです!
部分ごとに少しずつ重ねていくのが一番のポイントです。

1

最重要ステップ!
手の体温で温める

指先や手のひらに適量をとったら、すぐ肌乗せず、両手の指先を合わせるようにして体温でじわっと温めます。バームに含まれる天然オイルが柔らかくなり、肌への伸びが格段に良くなります。

2

一気に広げない
5点に「点置き」する

温めて柔らかくなったバームを、額・両頬・鼻・顎の5箇所に、ちょんちょんと少しずつ小分けにして置いていきます。

3

横にこすらない
「叩き込む」ようになじませる

指の腹を使って、優しくポンポンと叩き込むように外側へ広げていきます。横にゴシゴシこすり合わせると、ムラになりやすく白浮きの原因になります。

プロの裏技: 肌が乾燥していると、バームが余計に白く浮きやすくなります。
塗る前に化粧水やオールインワンジェルなどで、肌をしっかり保湿して潤わせておくと、驚くほどきれいにピタッと密着します。

② 肌に負担をかけない!すっきり落とす方法

肌をいたわりながら優しく落とすには、「油は油で浮かす」のが正解です。

  • オイルクレンジングを活用する場合(おすすめ)
    1. 乾いた手にクレンジングオイルをたっぷり取ります。
    2. 顔全体に優しくなじませます。バームの油分とクレンジングの油分が混ざり合うと、フッと指先が軽くなる瞬間があります。
    3. 少量のぬるま湯を顔につけて「乳化(白く濁る現象)」させ、オイルをサラサラに変えてからぬるま湯でしっかり洗い流します。その後、洗顔料で優しく洗ってください。

日焼け止めを減らす!高機能でサステナブルなウェアの選び方

海の生き物に優しい日焼け止めを使うことと同じくらい、あるいはそれ以上に環境に大きなインパクトを与えられる最高の行動があります。
それは、「日焼け止めを塗る面積そのものを減らすこと」です。

高機能なラッシュガードを正しく選ぶことで、肌への紫外線ダメージを98%以上カットしながら、海への化学物質の流出を劇的に減らすことができます。

紫外線カットの最高基準「UPF50+」を選ぼう

ラッシュガードを選ぶ際、必ずチェックしてほしいのが衣類の紫外線防止指数「UPF50+」の表記です。最高格付けであるこのスペックは、紫外線を98%以上ブロックし、肌に到達する紫外線をわずか50分の1以下に抑えてくれるという、遮るもののない洋上やビーチには必須の機能です。

なぜ海遊びには「サステナブル素材」が選ばれているの?

現在、世界の海ではちぎれて放置された漁網(ゴーストネット)やプラスチックゴミが生き物たちの命を脅かしています。最近のマリンウェア業界では、こうした「海から回収されたプラスチックや漁網」を100%リサイクルした高機能ナイロン・ポリエステルからマリンウェアを作る動きが主流になっています。

おすすめ商品:世界基準のサステナブルギア『PADI Gear』
ダイブテリーズ

ダイビングやスノーケリングという本格的な水中アクティビティで着用するなら、世界最大のダイビング教育機関が手がけるライフスタイルブランド『PADI Gear(パディ・ギア)』が本当におすすめです!

PADI Gearのラッシュガードは、海から回収されたプラスチックや廃棄漁網、回収したペットボトルなどを100%リサイクルした最高品質の再生素材で作られています。
塩水や太陽光にも非常にタフで、型崩れしにくいのが特徴です。
もちろん最高基準のUPF50+を備えており、ダイバー心をくすぐるスタイリッシュなデザインが揃っています。

この『PADI Gear』の本格ラッシュガードやアパレルも、ダイブテリーズでバリエーション豊かに取り扱っています!
ぜひ店頭でスタッフに声をかけてください。

ダイビング・スノーケリング用ウェアの選び方 3つのポイント

水中でのアクティビティで着用する場合は、以下の3つのポイントを意識して選ぶと失敗しません。

  1. 素材の出所(認証マーク)をチェックする
    製品タグを見て、海から回収された廃棄漁網などを100%リサイクルして作られた最高品質の再生ナイロン「ECONYL®(エコニール)」や、海洋プラスチックから作られた「REPREVE®(リプリーブ)」などの記載があるか確認してみましょう。
    これらは塩水や太陽光にも非常にタフです。
  2. 水中でのフィット感は「タイト〜ジャストサイズ」
    水中で使う場合は体にぴったりフィットするものを選んでください。ダボついていると、水中で生地がめくれてお腹や背中が露出して日焼けしてしまったり、水の抵抗を受けて泳ぎにくくなったりします。ウェットスーツのインナーとして着る際も、タイトな方がゴワつきません。
  3. 形状は「長袖・スタンドカラー・サムホール付き」
    首の後ろは、スノーケリングで浮いているときに最も日焼けしやすい盲点です。首元までカバーできる立ち襟(スタンドカラー)を選びましょう。
    また、袖口に親指を通せる穴(サムホール)がついているタイプなら、手の甲までしっかりガードできるため、手に日焼け止めを塗る必要がなくなります。

私たちが今日からできる海遊びのスマートな手順

美しいサンゴ礁や豊かな海の生き物たちを次の世代に残すために、今日からできるスマートな海遊びのルーティンをまとめてみましょう。

  • 【ステップ 1:着替える】
    ダイブテリーズで選んだ『PADI Gear』などの長袖ラッシュガードやレギンスを着用し、肌の露出面積をあらかじめ最小限に抑えます。
  • 【ステップ 2:塗る】
    露出している「顔・首元・足の甲」だけに、ノンケミカルの『サンゴに優しい日焼け止め』を体温で温めながらポンポンと優しく叩き込むように塗ります。
  • 【ステップ 3:待つ】
    「海に入る30分前」に塗り終えておきます。肌にしっかりなじませて定着させることで、海への流出をさらに防ぎ、日焼け止め効果も最大化します。
  • 【ステップ 4:落とす】
    海から上がったら、オイルクレンジングを使って、肌をこすらず優しく丁寧に洗い流します。

最後に

お気に入りの「UPF50+のサステナブルなラッシュガード」を1着持っていれば、日焼け止めを塗る量も少なくて済み、お財布にも、お肌のクレンジングの手間にも、そして何より大好きな海の生き物たちにとっても、すべてがハッピーな好循環が生まれます。

一人ひとりの「日焼け止めを変える」「ウェアにこだわってみる」という小さな選択が、美しい海を守る大きな一歩になります。

今回ご紹介した『サンゴに優しい日焼け止め』も『PADI Gear』のアイテムもダイブテリーズで実際にお手にとってご覧いただけます。
(在庫がない場合もございますのでご了承ください。)
「これ、私の使っている日焼け止めは大丈夫かな?」という持ち込みのご相談も大歓迎です!

海の生き物にも、自分の肌にも優しい準備をして、これからのシーズンも思いっきり海を楽しみましょうね!

ダイブテリーズで、皆さまのご来店を心よりお待ちしております!

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TORU

我妻 亨(わがつま とおる) PADIコースディレクター No.801010 ダイブテリーズのオーナー兼史上最強雑用係 ダイビングは42年目。PADIインストラクターは38年! 日本国内の南の島のリゾートガイドダイバーから1990年にPADIコースディレクター認定、現在に至る。 ダイビングに関してのことならなんでもご相談ください。 ダイビングのこと、ダイビングの中の話など、書きますのでぜひよろしく!もちろん日常のつぶやきも!いろいろ書くのでお楽しみに!

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