「Cカードは持っているけど、本当は手取り足取り潜りたい」と思っていませんか?
金曜日。
6月も早いなぁ。
あっという間に時が過ぎていく・・・

こんにちは!PADIインストラクターの我妻です。
突然ですが、みなさんは「自然を楽しむアクティビティ」と聞いたとき、どんなものを思い浮かべますか?
ゴルフ、キャンプ、スキー、登山……世の中にはたくさんのアウトドアスポーツがありますよね。
ボールの行方に一喜一憂したり、白銀の世界を滑り降りたりする時間は最高にエキサイティングです。
しかし、私たちが愛してやまない「ダイビング」というアクティビティは、これらの一部のスポーツとは、決定的に異なる「ある本質」を持っています。
今日は、インストラクターとして日頃から感じている海の本質、そして私たちがライセンス(Cカード)を取得する本当の意味について、少し深いお話をさせてください。
最後には、そんな海の本質を理解した上で、「それでもやっぱり、大人の贅沢として手取り足取り海を楽しみたい!」という方のための、7月からスタートする特別な新プロジェクトのご案内も用意しています。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
「管理された自然」と「ありのままの自然」
私がよく、ダイビングの本質を説明するときに引き合いに出すのが「ゴルフ」や「スキー」です。
例えばゴルフ。
美しく整えられたグリーン、計算されたバンカーや池。
もちろん風や雨といった自然の要素は絡んできますが、あれは人間がプレイしやすく、そして何よりも安全に楽しめるように1から10まで「管理された自然」。
コースの途中で、突然命を脅かすような野生動物に襲われたり、足元が底なし沼になって沈んでいったりすることは、まずありませんよね。
すべてのトラブルは想定内に収まるよう、あらかじめ設計されています。
スキーも同じです。
スキー場のゲレンデで滑っている限り、それは「管理された自然」の中にいます。
あらかじめ圧雪車で滑りやすく整えられ、危険なエリアにはロープが張られ、万が一怪我をすればパトロールがすぐに駆けつけてくれます。
私たちが安心してスピードを出せるのは、その裏側で徹底的な管理が行われているからです。
しかし、スキーにはもう一つの顔があります。
そう、「バックカントリー」です。
一歩ゲレンデの外、つまりコースを仕切るロープの向こう側に飛び出せば、そこにあるのは人間が一切手を加えていない「管理されないありのままの自然」です。
雪崩のリスク、隠れたクレバス、急激な天候の悪化、ルートの見失い。
すべてが自己責任であり、自然の脅威に自らの力で立ち向かわなければなりません。
だからこそ、ゲレンデとは比較にならないほどの圧倒的な感動と美しさがあるわけですが、同時に相応の知識と技術、そして何より強い覚悟が求められます。
実は、ダイビングというアクティビティは、最初からこの「バックカントリー」の世界に身を置くものだと思っています。
海は、人間の手で圧雪することも、芝生を敷き詰めることもできません。
潮の流れを都合よく止めることもできなければ、海の生物たちの機嫌をコントロールすることも不可能です。私たちは一歩海に入った瞬間から、人間の管理が一切及ばない「ありのままの自然」の真ん中に放り込まれるのです。
私たちはそこへ、ダイビング器材という名の命綱を借りて「お邪魔させてもらっている」に過ぎません。
体験ダイビングとファンダイビングの「安全」の決定的な違い
では、そんな厳しい自然のなかで、なぜ知識もスキルもない人が「体験ダイビング」を楽しめるのでしょうか?
ここに、ダイビングにおける「安全管理」の仕組みのヒントがあります。
体験ダイビングは「プロによる完全管理」
体験ダイビングは、ライセンスを持たない方が手軽に水中世界を覗くためのプログラムです。ここでは、ゲストに知識やスキルがないことを前提としています。そのため、インストラクターが文字通り「手取り足取り」サポートします。
- 浮力のコントロールはすべてインストラクターがおこなう
- 泳ぐ方向や水深も、ゲストの腕やタンクを掴んでコントロールする
- トラブルが起きそうになったら、瞬時にプロが先回りしてヘッジする
つまり、「管理されないありのままの自然」に出ていくけれど、インストラクターの力によって、その空間を擬似的に「完全管理された空間」に仕立て上げているのです。
だからこそ、参加された方は呼吸をして足を動かすだけで、手軽に安全に楽しむことができます。
通常のファンダイブは「自己責任と自立」がベース
一方で、Cカード(ライセンス)を取得したダイバーが楽しむ「ファンダイビング」は、前提がガラリと変わります。
ファンダイビングにおけるインストラクターやガイドの役割は、海の案内人(ナビゲーター)です。
その日の海況やルート選び、生物の捜索など、「環境から起こるリスク」をプロの経験で先読みしてヘッジすることは全力で行います。
しかし、「自らの安全は、自らの力で何とかする」。
これがファンダイビングの大原則です。
バディシステムを組み、自分自身の器材をチェックし、自分の浮力は自分で管理する。
万が一、自分の身に何かが起きたときは、まずは自分がファーストレスポンダー(第一対応者)となる。
これが、Cカードを持つ「自立したダイバー」に求められるスタンスであり、本来のダイビングの姿なのです。
なぜオープンウォーターダイバーコースは「たくさんのことを練習する」のか?
自分がオープンウォーターダイバー(OWD)コースを受講したときのことを思い出してみてください。
マスクに水が入ったときの対処(マスククリア)、レギュレーターが口から外れたときのリカバリー方法、バディと空気を分け合う方法、そして空気がなくなってしまったときの緊急浮上手順……。
「楽しい水中散歩」を期待して講習に臨んだのに、待っていたのは「人間の生きられない状況で起こるトラブルを想定した練習がいっぱい」だったはずです。
何度も水を鼻から吸ってツラい思いをしたり、ホバリングがうまくできずにイライラしたりした経験はありませんか?
「なんでせっかくお金を払って遊びに来ているのに、こんな苦しい練習をしなきゃいけないんだろう?」
講習の途中、そう思った方も少なくないでしょう。
しかし、ここまでの話を聞いたみなさんなら、もうその本当の理由が分かりますよね。
水中は、人間が道具(器材)なしでは1分たりとも生きられない環境です。
そんな「管理されない自然」の中で、もしレギュレーターが外れたら?もしマスクがズレてパニックになったら?
そのとき、あなたの命を救えるのは、インストラクターではなく「あなた自身のスキル」だけだからです。
ガイドはあなたの代わりに呼吸をしてあげることはできません。
パニックになりそうなあなたの心を、遠くから魔法のように落ち着かせることもできません。
だからこそ、OWDコースでは、最悪の事態を想定した対応方法を体に叩き込むのです。
自立したスキルを身につけて初めて、私たちは「管理されない自然」を自由に、安全に冒険する切符を手に入れることができるのです。
Cカードは持っている。でも「手取り足取り」してほしいという本音
ここまで、ダイビングの真実について、少し厳しい現実も含めてお話ししてきました。
「自分の安全は自分で守る」。
これがダイバーの美学であり、基本です。それは間違いありません。
……でも、ちょっと待ってください。
- 「理屈は分かっている。でも、仕事が忙しくて半年に1回しか潜れないから、毎回スキルが不安でたまらない」
- 「せっかくの休日、大自然に癒やされに来ているのに、自分の浮力管理や残圧チェックだけで頭がいっぱいになって疲れてしまう」
- 「Cカードは持っているけれど、あの体験ダイビングのときのような『絶対的な安心感』のなかで、ただただ目の前の美しい魚たちに集中したい」
これって、決して間違ったワガママではありません。
むしろ、大人の趣味として、非常に純粋で贅沢な本音だと思うのです。
一般的なファンダイビングのツアーだと、1人のガイドに対して4人〜6人のダイバーがチームを組むことがよくあります。
そうなると、ガイドはチーム全体の安全や進行を見なければならないため、特定の誰か一人だけにベッタリと付き添って、手取り足取りサポートすることは物理的に不可能です。
「周りのダイバーのペースに合わせなきゃいけない」「自分がモタモタしたら迷惑がかかる」というプレッシャーから、余計に緊張して呼吸が早くなってしまう……なんて悪循環に陥っている方も、私はこれまで多く目にしてきました。
せっかく海を愛してCカードを取ったのに、その「自立」というプレッシャーのせいで海に行くのが億劫になってしまうのは、インストラクターとしてこれほど悲しいことはありません。
「管理されないありのままの自然」の美しさを、
「体験ダイビングのような手取り足取りの安心感」で、
極上のリラックス状態で味わう方法はないだろうか?
そんなダイバーの皆様の声にお応えするために、ダイブテリーズは新しい挑戦を始めることにしました。
【7月1日始動】プレミアムエグゼクティブガイドコース

Cカードを保持しているダイバーのための、まったく新しい、最上級のプライベートガイディングプラン。
それが、「プレミアムエグゼクティブガイドコース」です。
【コンセプト】
「ライセンスホルダーに、体験ダイビング以上の安心と、ファーストクラスの心地よさを」
このコースは、自立を求める通常のファンダイブとは一線を画します。
あなたがCカードを持っている(=ダイビングの知識を理解している)ことを前提としつつも、水中でのストレスを極限までゼロに近づけるため、ダイブテリーズのインストラクターが文字通り「手取り足取り」あなたをエスコートします。
本コースの3つの約束
① 完全少人数制:マンツーマン(1:1)または最大1:2
他のお客様に気を使う必要は一切ありません。
エントリーのタイミング、移動するスピード、水中で1つの生物を観察する時間、すべてがあなたのペースです。
少し耳抜きが遅れても、じっくり時間をかけて寄り添います。
② スキルストレスの徹底排除
水中での浮力コントロールのサポートはもちろん、潜水前の器材セッティング、重いタンクを背負う際のサポート、エキジット後のケアまで、あなたが「海を楽しむこと」だけにエネルギーを注げるよう、インストラクターが黒子となってすべてをバックアップします。
③ 厳選された対応ダイビングポイント
この極上の安全管理と感動を提供するため、どの海でも開催できるわけではありません。
海況が安定しており、なおかつありのままの自然の美しさを堪能できる「限定されたダイビングポイント」のみでの開催とさせていただきます(ポイントの詳細は間もなく発表いたします)。
このコースがもたらす、新しい海の楽しみ方
「プレミアムエグゼクティブガイドコース」は、決して「スキルが下手だから受けるコース」ではありません。むしろ、自分の時間と心の余裕を大切にしたい大人のための「贅沢な選択肢」。
自分の安全を必死に守りながら潜る冒険的なダイビングも、素晴らしいものです。
ダイビングの醍醐味でしょう。
しかし、プロの絶対的な守護のなかで、まるで宇宙空間にプカプカと浮いているような感覚で、目の前のサンゴ礁や魚の群れを眺めるダイビングもまた、至高の癒やしです。
マンツーマン、もしくは1:2という超少人数で密度の高いサポートを行うため、通常のファンダイビングに比べて少し料金は必要となります。
しかし、それによって得られる「絶対的な安心」「誰にも邪魔されない時間」「海そのものを味わい尽くす感動」は、価格以上の価値があると確信しています。
- ブランクがあって海に戻るのが怖い方
- シニアダイバーの方で、体力的・精神的なゆとりを持って潜りたい方
- 誰にも邪魔されず、自分のペースで水中写真をじっくり撮影したい方
- 日々の喧騒を忘れ、極上のリラックスを海に求めている方
そんなあなたにこそ、この新コースを体験していただきたいと思っています。
あなたがこれまでに見たことのない、優しく穏やかな海の世界をお見せします。
詳しくはまもなく発表!続報をお待ちください
「プレミアムエグゼクティブガイドコース」は、7月1日より正式始動いたします。
具体的な対応ポイントや料金プラン、先行予約の方法など、詳しい内容はまもなくこちらのブログで発表いたします。
マンツーマンもしくは最大1:2という超少人数制の特性上、1日にご案内できる人数には物理的に限界がございます。
「今年の夏は、プレッシャーのない海で最高の癒やしを得たい」
そう思われた方は、ぜひ今後のブログ更新をチェックしておいてくださいね。
海は、管理されないありのままの自然だからこそ、私たちに言葉にできないほどの感動をくれます。その感動を、これまでにない「最高の安心」で包み込んで、あなたにお届けします。
夏の海で、あなたをエスコートできる日を心から楽しみにしています!


【ダイビングをしっかりマスターしたい方は当店へ!】
スキューバダイビングをマスターするならダイビングプールでのじっくり時間を!
当店は店内に温水プールがあります。
納得いくまでじっくり練習できるダイビングスクールを行っています。
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