「海離れ」の時代だからこそ、ダイビングができること。
こんにちは!
PADIインストラクター、ダイブテリーズの我妻です。
今日も暑いですねぇ。
そんなか風邪をひいてしまっているのは僕です。
バカは風邪をひかないはずなんだけど・・・

さて、「海の日」のニュースで、少し考えさせられる数字を目にしました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f46ba73c03cb5e5915ded547fe07ba27e7c793f3
1985年には約3,790万人いた海水浴客が、2024年には約440万人。
40年で、およそ9割減少したそうです。さらに、「この1年間で一度も海へ行っていない」という人が半数を超えたという調査結果も紹介されていました。
理由を見ると、
- 家から遠い
- 時間がない
- 日焼けしたくない
- 疲れる
- 海へ行く発想がない
この中で、私が一番印象に残ったのは「海へ行く発想がない」という言葉でした。
海が嫌いになったわけではない。
ただ、生活の中から海という存在が少しずつ遠ざかってしまった。
そんな時代なのかもしれません。
海は変わっていない。変わったのは人との距離
40年近く海に関わってきた立場として思うのは、海は昔と何も変わっていないということです。
朝になれば静かな波が打ち寄せ、潮の満ち引きがあり、魚たちは季節ごとに姿を変える。
変わったわったのは海ではなく、人との距離なのだと思います。
昔は夏休みになれば海へ行くのが当たり前でした。
砂浜で遊び、波に飛び込み、夕方まで夢中になって過ごす。
でも今は、レジャーの選択肢が本当に増えました。
テーマパークもある。動画配信もある。ゲームもある。
どれも楽しいものです。
だから海が選ばれなくなったというより、「海を思い出す機会」が減ってしまったのでしょう。
ダイビングは「何かをする」より「何もしない時間」なのかもしれない
ニュースでは、海へ行く理由も紹介されていました。
- リラックスするため
- ドライブ
- 海辺でのんびり
- 海の景色を見るため
面白いなと思ったのは、「泳ぐため」が上位ではなかったことです。
みんな海そのものに癒やされたいのであって、何かをしなければいけないわけではありません。
それなら、ダイビングも同じではないでしょうか。
ダイビングというと、
- 難しそう
- 泳げないとできない
- 体力が必要そう
- 特別な趣味
そんなイメージを持っている人は少なくありません。
でも実際に水中へ入ると、多くの人が最初に口にするのは、
「静かですね。」
という一言です。
魚を見る前に、その静けさに驚く人が本当に多いのです。
海の中には競争がありません。
速く泳ぐ必要もない。誰かと比べる必要もない。
ゆっくり呼吸をして、ゆっくり浮かんでいるだけでも十分楽しい。
私は、ダイビングはスポーツというより、「海の中で過ごす時間」だと思っています。
夕方の浜名湖で感じたこと
先日も夕方、浜名湖へ潜りに行きました。
夕方の浜名湖は昼間とはまったく違う表情になります。
風が落ち着き、空の色がやわらかくなり、水の中も静かに夜へ向かっていきます。
準備をしていると、ビーチでは大きな音で音楽が流れていました。
見ると、ダイバーではなく海外の方たちが楽しそうに集まっています。
おそらく浜名湖周辺で暮らしている皆さんなのでしょう。
海を見ながら笑い合い、音楽を流し、夕暮れを楽しんでいる。
その光景を見ながら思いました。
眺めてもいい。
散歩してもいい。
写真を撮ってもいい。
仲間と過ごしてもいい。
そして、潜ってもいい。
海との距離は、一つではないのです。
資格を取る前に、海を好きになってもらえたら
ニュースでは、海水浴客が増えている海岸の取り組みも紹介されていました。
夜の海の家を営業したり、サンセットライブを開いたり。
「泳ぐ場所」ではなく、「過ごしたくなる場所」をつくっていることが印象的でした。
私は、ダイビングも同じ方向へ進んでいけたらいいと思っています。
資格を取ることが目的ではない。
器材を買うことが目的でもない。
「海っていいな。」
そう思える人が一人増えること。
それが結果としてダイビングにつながれば、それで十分なのではないでしょうか。
海との距離を、もう一度少しだけ近づけるために
海は、特別な人だけのものではありません。
泳ぎが得意な人だけのものでもありません。
ほんの少しだけ海へ足を運ぶ。
それだけでも十分です。
海風を感じるだけでもいい。
波の音を聞くだけでもいい。
水辺に座ってコーヒーを飲むだけでもいい。
そんな時間を持つ人が増えたら、日本の「海離れ」は少しずつ変わっていくのかもしれません。
私たちダイバーは、水中の美しさを知っています。
だからこそ、水中だけを見てもらおうとするのではなく、海そのものを好きになってもらうことが大切なのだと思います。
海を好きになれば、また来たくなる。
何度も来るうちに、「今度は潜ってみようかな」と思う日が来るかもしれません。
順番は、それでいいのです。
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海を好きになる人が増えれば、きっとダイビングを好きになる人も増える。
私は40年、そういう人たちをたくさん見てきました。
だからこれからも、ダイブテリーズは「ダイビングを教える店」ではなく、「海を好きになるきっかけをつくる店」であり続けたいと思っています。
「少し興味がある」
それだけでも十分です。
分からないことがあれば、お気軽にLINEからご相談ください。


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