ダイビングインストラクターの役割り!
今日は大瀬崎。
エンリッチドエアSPインストラクターコースの実習とファンダイブのお客様。
秋の海ですねぇ。
こんにちは!
PADIコースディレクターの我妻です。
長いことPADIの講習システムを使ってダイビングを教えてきました。
NPOの事務局長をしていて、ダイビング事故の報告を頂戴することもまれにあります。
頭の中で状況を想像しながら報告を読んでいると、当初のトレーニングで完璧にマスターされていたら・・・この事故は、「びっくり」だけで済んだかも?なんてのがあります。
今日はそんな考えから、PADIカリキュラムとシステムのことを考えてみようと思っています。
今日のブログは・・・
ダイビングインストラクターの役割:完璧なPADIシステムとその限界
そんなお話。
興味のある人は読んでみてください。
質問、疑問、罵詈雑言、受け付けます(大笑)。
ダイビングは、魅力的なアクティビティだと思って40年やり続けています。
この素晴らしい体験を安全かつ楽しむためには、きちんとしたトレーニングと指導が不可欠。
PADI(Professional Association of Diving Instructors)は、世界中で認識され、利用されているダイビングトレーニング機関。
そのトレーニングシステムは非常に整備されており、様々な人々がスクーバダイビングというものに入るための扉を開いています。
長年、PADIインストラクターとして感じることは、システムが完璧すぎるために、一部の場合、カリキュラムの進行だけにとらわれ、参加者の達成レベルが無視されることがあるのではないかということ。
短い時間で、「一度だけできた!」ものをマスターした!として、カリキュラムを進行する。
価格が安いプログラム提供や経営上の問題が影響を及ぼすこともあるでしょう。
本来伝えるべき内容が薄く伝わる結果、できなければならないことが自らの力ではできない。
今日は、ダイビングインストラクターがどれだけ重要であるか、PADIシステムの完璧さとその限界、そして安全で楽しいダイビング体験を提供するために何が必要かについて考えてみましょう。
インストラクターの役割
インストラクターは、PADIシステム内で特別な役割を果たします。
インストラクターは単なるカリキュラムの実行者ではなく、参加者にスキル、知識、そして自己責任の重要性を伝える役割を担います。
以下に、インストラクターの役割について詳しく説明します。
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安全
インストラクターは、ダイビングの安全性を保つために最も重要な要因の一つです。
PADIシステムが提供する安全なプラクティスを参加者に教え、実践させることは、事故を未然に防ぐために不可欠です。
インストラクターは安全なダイビングの原則を強調し、参加者にリスク管理の重要性を理解させます。
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スキルの指導
PADIカリキュラムには、さまざまなダイビングスキルが含まれています。
インストラクターは、参加者にこれらのスキルを効果的に教え、練習させる役割を果たします。しかし、単なるスキルの伝授ではなく、そのスキルをどう使って安全かつ楽しいダイビングをするかを教えることが大切。具体的にスキルの価値をきちんと伝えることが役割の一つです。
カリキュラムの中に、価値のないスキルは一つもありません。
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知識の共有
ダイビングは科学的な知識や理論に基づいているものも多いのです。
インストラクターは参加者に、海の生き物のこと、圧力のこと、減圧症など潜水病のリスクなど、必要な知識を提供することが役割です。
参加者が環境に対する理解を深め、問題を予防できるようになること、そして、さらに知識によってスキルを支える!ということもインストラクターがしっかり伝えなければいけないことです。
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自己責任の教育
ダイビングは自己責任が非常に重要です。
日本人はオウンリスクの概念が低い国民性があるのかもしれません。
でもスクーバダイビングは自らを息のできない環境へ導き、かつ、そこで楽しみを見出すアクティビティ。
インストラクターは、参加者に自己責任の概念を教え、トレーニング後も安全なダイビングの原則を守り続けるよう約束していただきます。
生徒が自身のスキルと知識を信頼し、他のダイバーや環境に対する責任を果たすことが求められます。
参考までに、NPO法人日本フリークライミング協会様のページにリンクさせていただきます。
こちらに書かれている情報は、そのままダイビングでも同じに考えてください。
PADIシステムの限界
PADIシステムは非常に整備されており、優れたツールとガイドラインを提供しています。
しかし、完璧なシステムであるがゆえに、一部の場合、その限界が浮き彫りになることがあります。
以下に、PADIシステムの限界について考えてみましょう。
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カリキュラムの進行にとらわれること
PADIシステムはモジュール化されたカリキュラムを提供しており、ステップバイステップでスキルと知識を習得するための優れた方法を提供していると思っているから、ずっとPADIなのです。
しかし、一部のインストラクターはカリキュラムの進行に固執し、生徒の達成レベルを無視することがあります。これは、経営上の問題や価格競争などが影響している可能性があります。
インストラクター開発コース(IDC)などで「これはこういう考え方です!」とお話しても、いざ、自分のお店に戻られると、オーナーや先輩インストラクターたちのやること、言うことが優先され、IDCの中で紹介されたことがおざなりになっているケースもあるのかもしれません。
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価格競争
一部のダイビングスクールは、競争力を保つために価格を下げる傾向があります。
これにより、コスト削減のために十分な指導やサポートが提供されない場合があります。
はっきり言うと、コスト削減のために、内容がきちんとした形で伝えられなかったり、内容をやらずに省略したり。
安価なトレーニングを選ぶ際には、品質と安全性に注意を払う必要があります。
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システムはツールである
PADIシステムは優れたツールですが、それをどう使うかはインストラクター次第。
経験豊かで熟練したインストラクターは、参加者の個別のニーズに合わせてトレーニングを調整し、安全で質の高い指導を提供します。
一方、経験の少ないインストラクターは、単にカリキュラムの進行に従うだけでなく、参加者の進捗を見逃すことがあります。
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インストラクターの腕一つで変わる
最終的に、ダイビングトレーニングの質はインストラクターの腕一つで変わります。
優れたインストラクターは、参加者にスキル、知識、安全性、そして自己責任の重要性を教え、実践に生かすことができます。
インストラクターは自身が絶対的なお手本であるべきであり、生徒に模範となるべきです。
まとめ
PADIシステムは優れたツールであり、安全なダイビングの基本を教えるための重要なフレームワークを提供しています。
しかし、そのシステムの完璧さゆえに、一部の場合、参加者の達成レベルが無視されることがあります。
価格競争や経営上の問題が影響を及ぼすこともあるでしょう。
そのため、インストラクターの役割は非常に重要であり、個別の参加者のニーズに合わせたトレーニングを提供し、安全性と質の高い指導を確保することが求められます。
インストラクターは絶対的なお手本となり、ダイバーたちに貢献する重要な役割を果たすべきです。
安全で楽しいダイビングを楽しむためには、PADIシステムとインストラクターの協力が不可欠です。
ダイブテリーズは1991年からPADI 5 スターIDセンター。
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