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日本のダイビングと海外のダイビング

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今日は定休日。
お休みですが、朝からインストラクター開発コース(IDC)の打ち合わせで電話でお話したり、あれこれ買い物に行ったり。
メーカーさんと打ち合わせしたり・・・お休みじゃなかったかなぁ?
この後、オンラインで会議。
そんな曇りの休日になりました。
ダイブテリーズ

こんにちは!
PADIインストラクターの我妻です。
PADIインストラクターとして、40年近く、日本のダイビングシーンを眺めてきました。
その中で感じるのは、日本のダイビングスタイルと海外のダイビングスタイルの大きな違いです。
この違いは、単なるスタイルの違いではなく、ダイバーの安全や責任、そしてダイビングを楽しむための考え方にも大きな影響を与えていると感じています。
そこでちょっとブログを書いてみます。
今日のブログのタイトルは・・・
日本のダイビングと海外のダイビング:その違いと調和を目指して
興味のある方は読んでみてください。

日本のガイドダイブスタイル:安全と安心を求めて

日本のダイビングシーンは、多くの場合、ガイドダイブのスタイルです。
ダイバーは、エントリーポイントからエキジットポイントまで、ガイドの指示・案内に従って行動します。
レジャーダイビングにおいて、このスタイルが確立された背景には、日本の複雑なダイビング環境が大きく関係しているのではないかと推測しています。
(我妻がプロとして活動をする前からこのシステムは存在していました。でもまだ今のような感じではなかった気がします。)

日本の海は、透明度が低かったり、潮流が速かったり、地形が複雑だったりする場所が多く、ダイバーにとってリスクの高い場所が多いと言えます。
特に、近年は温暖化の影響で、水温や透明度の変化が激しく、経験豊富なダイバーにとっても予測が難しい状況が発生することもあります。

こうした状況下で、安全にダイビングを楽しむためには、経験豊富なガイドが海況を判断し、適切なルートやダイビング時間を決定することが一番。
また、現地ガイドは万が一の場合に備えて、緊急時の対応についても熟知しています。

ガイドスタイルは、特に初心者ダイバーにとって安心感を与え、安全にダイビングを楽しむための有効な手段と言えるでしょう。
特に日本では、ガイド=インストラクターという図式が暗黙の了解のように存在しています。
インストラクターだから安全、安心という信頼感にもつながっているのかもしれません。
しかし、一方で、ダイバーの自主性が育ちにくい、ガイドの質によって安全性や楽しみが左右される、ダイビングの自由度が低いといった問題点もあります。

海外のバディシステムスタイル:自由と責任

ダイブテリーズ

一方、海外のダイビングでは、バディシステム(バディダイブ)と呼ばれるスタイルが主流です。
バディシステムとは、2人のダイバーが常にペアとなり、互いの安全を確保しながらダイビングを行う方法です。

海外では、ダイバーの自主性が重視され、ガイドに頼らずとも安全にダイビングできる環境が整っているのもありますが、そもそものリスクに対する考え方が日本とは異なっている!と考えることもできます。

バディシステムでは、ダイバーは互いのスキルや経験を理解し、コミュニケーションを密に取る必要があります。
ダイビング計画を立て、エントリーポイントやルートを決め、水中での行動を常に把握し、緊急時の対応についても事前に話し合っておくことが重要です。

バディシステムは、ダイバーに責任感と自主性を育み、ダイビングの自由度を高めることができます。しかし、一方で、ダイバーのスキルや経験に差がある場合、安全性が確保できない、バディ同士のコミュニケーションが重要となるため、トラブルに繋がる可能性があるといった課題もあります。

ダイブテリーズで提供しているPADIオープンウォーターダイバーコースは、バディでダイビングができるようになること!がベースです。
これは、PADIのカリキュラムがそのような設定になっているからです。

それぞれのスタイルの長所と短所ダイブテリーズ

調和を目指して:安全と自由の両立

日本のダイビングスタイルと海外のダイビングスタイルには、それぞれ長所と短所があります。
どっちがよくてどっちがダメ!ということはあり得ません。
我々インストラクターは、これらの長所を活かし、短所を克服するような、調和のとれたダイビングスタイルを指導していく必要があると考えます。
特に考えなければいけないのは、自分の力で潜れるようにすること。
ただそれだけだと思うのです。

具体的には、次の点に留意する必要があります。

日本のダイビング環境に合わせた安全基準を設けつつ、ダイバーの自主性を育む
  • ダイビング前に、海況や地形、生物などの情報を共有し、ダイバー自身がリスクを判断できるようにする。
  • 水中で緊急事態が発生した場合の対応方法を訓練する。
ガイドの質向上に努め、安全性の高いガイド体制を構築する
  • ガイドの教育・訓練を充実させ、最新の海況情報や安全管理に関する知識を習得できるようにする。
  • ガイドの経験やスキルを評価する制度を設け、質の高いガイドサービスを提供できるようにする。
バディシステムの重要性を理解させ、効果的なコミュニケーション方法を指導する
  • バディシステムのメリットとデメリットを説明し、安全にバディダイビングを楽しむためのポイントを指導する。

プログラム提供側が考えるべきこと

ダイバーのレベルに合わせたプログラムを提供する

ダイビングを始める前の水に対する経験、ダイビングを始めてからの経験やスキルは人それぞれ。
プログラムを提供する側としては、初心者向けのプログラムから上級者向けのプログラムまで、幅広いレベルに対応したプログラムを用意する必要があります。

初心者向けのプログラムでは、日本のダイビング環境における安全ルールをしっかりと学び、ガイドの指示に従って行動することの重要性を理解することが重要です。
また自分自身の安全について、自らが責任を負う、言い換えると、自らのダイビングスキルや知識がしっかり身についていて、かつ、最新の状態にアップデートされていることを考えるべきです。

一方、上級者向けのプログラムでは、バディシステムを活用したダイビングや、海外でのダイビングにも対応できるようなスキルを習得できるようにする必要があります。

国際的なダイビング基準を取り入れる

ダイブテリーズは33年前からPADI 5 IDセンターとして登録されています。
スノーケリングからPADIインストラクターコースまで、PADIの定めるダイビング実施ルールを取り入れることで、世界共通の規準に則ったプログラムを提供しています。

PADIのダイビング講習開催ルール(規準)には、安全、スキル、知識など、ダイビングに必要なものがグローバルスタンダードで提供されています。
つまり、ダイブテリーズでのダイビング講習はこのスタンダードを満たしていて、ダイバーは世界中のどこでも安全にダイビングを楽しむことができるようになるのです。

ガイドの育成に力を入れる

日本のダイビング環境においては、ガイドの役割が非常に重要です。
プログラムを提供する側としては、質の高いガイドを育成するために、教育・訓練プログラムを充実させる必要があります。

ガイドの教育・訓練プログラムでは、海況判断能力、安全管理能力、コミュニケーション能力などを養うことが重要です。
また、最新の海況情報や安全管理に関する知識を習得できるようにする必要があります。

バディシステムの重要性を理解させる

バディシステムは、世界共通のダイビング安全ルールの一つ。
プログラムを提供する側としては、バディシステムの重要性を理解させ、効果的なコミュニケーション方法を指導する必要があります。

バディシステムの指導では、バディシステムのメリットとデメリットを説明し、安全にバディダイビングを楽しむためのポイントを指導する必要があります。

具体的には、次の点について指導する必要があります。

  • ダイビング前に、バディとダイビング計画を立てること
  • 水中で常にバディの位置を確認すること
  • 緊急事態が発生した場合の対応方法を話し合っておくこと

ダイブテリーズで提供されているプログラムはすべてこの内容が含まれています。

コース受講者側が考えるべきこと

自分のレベルに合ったコースを選ぶ

ダイビングの経験やスキルに合ったコースを選ぶことが重要です。
まず初心者向けのコースを受講し、しっかりと基礎的な知識とスキルを習得することが大切です。

コースを選ぶ際には、コースの内容やインストラクターの経験などを比較検討することも必要でしょう。
また、可能であれば、ダイビングショップを訪れ、ショップやインストラクターの雰囲気を確認してみるのも良いでしょう。
体験ダイビングに参加してみるのも一つの方法です。

国際的なダイビング講習ルール(規準)を理解する

PADIの定めるダイビング講習ルール(規準)を知ることで、世界共通の規準に則ったダイビングを楽しむことができます。
例えば、PADIオープンウォーターダイバーコースでは、どのような知識、スキル、安全ルールを習得し自ら実践することができる必要があるのか?などを自ら知ることが必要だと考えます。
そのためには、インストラクターとのコミュニケーションが欠かせません。
わからないこと、疑問に思ったことを聞くことも大切なことです。

ガイドの指示に従う

日本のダイビング環境においては、ガイドの指示に従うことが重要です。
ガイドは、海況を判断し、安全なダイビングルートを案内してくれます。

ガイドの指示に従うことで、その環境特有の事故のリスクを減らすことができます。
また、ガイドから海に関する知識や情報を学ぶこともできます。
でも、スキルが足りないことのサポートは本来のガイドの役割ではないと思っています。

バディシステムを実践する

バディシステムは、世界共通のダイビング安全ルールの一つです。
ガイドダイブだとしても、バディシステムがきちんと運用されていることが安全と楽しみのために重要です。
バディシステムを実践することで、自分とバディの安全を守ることができます。

バディシステムを実践する際には、次の点に注意する必要があります。

  • ダイビング前に、バディとダイビング計画を立てる
  • 水中で常にバディの位置を確認する
  • 緊急事態が発生した場合の対応方法を話し合っておく

ダイビング講習の中でインストラクターから受けた指導内容をそのまま実践することが大切です。

最後に

日本のダイビングスタイルと海外のダイビングスタイルには、それぞれ長所と短所があります。
我々ダイバーは、それぞれの長所を活かし、短所を克服するような、調和のとれたダイビングスタイルを追求していく必要があります。

プログラムを提供する側とコース受講者側が協力し、安全と自由の両立を目指していくことで、より良いダイビング環境を作っていくことができるでしょう。

ここで書かれていることが、日本のダイビングの未来を考えるきっかけになれば幸いです。
ダイビングがこんなに楽しいもので、いろいろな魅力に満ちているもの。
多くの人がダイビングを通じて笑顔ならいいな・・・。
そんな風に考えています。

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TORU

我妻 亨(わがつま とおる) PADIコースディレクター No.801010 ダイブテリーズのオーナー兼史上最強雑用係 NPO法人静岡県ダイバーズ協議会事務局長 ダイビングは40年目。PADIインストラクターは38年! 日本国内の南の島のリゾートガイドダイバーから1990年にPADIコースディレクター認定、現在に至る。 ダイビングに関してのことならなんでもご相談ください。 ダイビングのこと、ダイビングの中の話など、書きますのでぜひよろしく!もちろん日常のつぶやきも!いろいろ書くのでお楽しみに!