ダイビングをスタートする人向けFor Divers【ダイバーの皆さん向け】オーナーブログ

ダイビング講習で大切にしたい「小さな成功体験」の積み重ね

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実は少し体調がダメダメな年寄りインストラクターです。
とはいうものの風邪気味なだけなんですけどね。
明日には復活のつもりでいます。

ダイブテリーズ

 

こんにちは!
PADIインストラクターの我妻です。
ダイビングインストラクターとして講習を担当していると、受講生の皆さんが抱える不安や緊張を肌で感じることがあります。
水中という非日常の環境で、器材を使いながら呼吸をする。考えてみれば、これは人間にとって本来不可能なことを可能にする挑戦。
だからこそ、私たち指導者が心がけるべきことがあります。
それは「失敗させないこと」ではなく、「成功体験を作ること」なのです。

今日のブログは
ダイビング講習で大切にしたい「小さな成功体験」の積み重ね
ぜひ読んでみてください。

「失敗させない」という罠

新人インストラクターの頃、私は受講生に失敗させないことに必死でした。
マスククリアがうまくできない受講生がいれば、すぐに手を貸し、中性浮力が取れなければ先回りして調整してあげる。そうすることが良い指導だと思っていたのです。

しかし、ある日気づきました。
私が手を貸せば貸すほど、受講生の表情から自信が消えていくことに。
講習が終わっても「本当に自分一人で潜れるのだろうか」という不安を抱えたまま、認定カードを手にする姿を何度も見てきました。

失敗を避けることに集中すると、受講生は「自分でできた」という実感を持てません。
インストラクターに助けてもらってできたことは、成功体験にはならないのです。
むしろ「一人ではできない」という思い込みを強化してしまいます。

小さな成功を積み重ねる講習設計

では、どうすればいいのか。答えはシンプルです。
小さな成功を、一つひとつ丁寧に積み重ねていくこと。

例えば、マスククリアという一つのスキルを考えてみましょう。
多くの受講生にとって、これは大きなハードルです。
水が顔にかかる恐怖、鼻から息を吐く不慣れな動作。
一度に完璧を求めれば、失敗への恐怖で体が固まってしまいます。

そこで、私はこのスキルを細かく分解します。
まずは浅場で、マスクに少し水を入れた状態から始める。
次に浅い水深で、膝をついた安定した姿勢で練習する。
最初は水を少しだけ入れて、鼻から息を吐く感覚を掴む。
それができたら、もう少し水の量を増やしてみる。

この一つひとつのステップが、小さな成功体験になります。
「できた!」という実感が、次の少し難しいステップへの挑戦意欲を生み出します。
気づけば、最初は不可能に思えたマスククリアが、自然にできるようになっているのです。

「褒める」技術が信頼を生む

小さな成功を積み重ねる上で、もう一つ重要なのが「褒め方」です。
ただ「うまいですね」「できましたね」と言うだけでは、表面的な言葉になってしまいます。

具体的に何ができたのかを伝えることが大切です。

「今のマスククリア、鼻からしっかり息を吐けていましたね。
だからマスクの下の水がきれいに抜けましたよ」

「中性浮力の練習、さっきより呼吸のコントロールが滑らかになっています。
体の上下動が少なくなってきました」

このように具体的にフィードバックすると、受講生は自分が何を正しくできているのかを理解できます。
そして、その成功を再現できるようになります。
漠然とした褒め言葉は一時的な満足感を与えますが、具体的なフィードバックは確かなスキルの定着につながるのです。

「できないこと」ではなく「できたこと」にフォーカス

私たち人間は、どうしてもできないことに目が向きがちです。
インストラクターも例外ではありません。
フィンキックのフォームが乱れている、エア消費が早い、潜降のスピードが速い。改善点はいくらでも見つかります。

しかし、講習中に改善点ばかり指摘されたら、受講生はどんな気持ちになるでしょうか。
「自分はダメだ」「向いていないのかもしれない」そんな思いが頭をよぎり、ダイビングへの情熱が冷めていってしまいます。

だからこそ、意識的に「できたこと」にフォーカスを当てましょう。
例えば、フィンキックのフォームは課題があっても、水底の砂を巻き上げずに泳げていたら、それを認めてあげる。エア消費は早くても、バディシステムをしっかり守れていたら、それを評価する。

できたことを認められると、人は自信を持ちます。
そして、自信を持った状態で改善点に取り組むと、驚くほどスムーズに上達していきます。
心に余裕があるからこそ、新しいことを吸収できるのです。

一足飛びにベテランにはなれない

ダイビング講習でよく見かける光景があります。
ベテランダイバーのような完璧な浮力コントロールや、無駄のない動きを、初心者に求めてしまうことです。

しかし、考えてみてください。
ベテランダイバーたちは、何十本、何百本という経験を積んで、今の技術を身につけました。
それを数日間の講習で身につけることは、そもそも不可能なのです。

講習の目標は、「安全に楽しく潜るための基礎」を身につけること。
完璧である必要はありません。
むしろ、これからダイビングを続けていく中で、少しずつ上達していく楽しみを残しておくべきです。

私がよく受講生に伝えるのは、「講習はゴールではなくスタートライン」だということ。
ここで学ぶのは、自分で安全に潜るための最低限の知識とスキル。
そこから先は、一本一本のダイビングが、あなたを成長させてくれます。

「自分で潜れるんだ」という実感

講習の最終日、受講生の表情が変わる瞬間があります。
それは、インストラクターのサポートなしで、自分の力だけで水中を泳ぎ、浮上してきたとき。

「本当に自分で潜れた」

その実感が、顔全体に広がる笑顔となって表れます。
この瞬間こそが、講習で最も大切な成功体験です。

この実感を持てるかどうかが、その後のダイビング人生を左右します。
自信を持って講習を終えた人は、積極的に海に通い、経験を積み、どんどん上達していきます。
一方、不安を抱えたまま認定された人は、なかなか次のダイビングに踏み出せません。

だからこそ、講習中は常に「自分でできた」という体験を作ることを意識しています。
最初は隣でサポートしながら、徐々に距離を取り、最後は見守るだけ。
この段階的なサポートの減らし方が、自立したダイバーを育てるコツです。

まとめ:成功体験が次の海への扉を開く

ダイビング講習の本質は、知識やスキルを教えることだけではありません。
海という素晴らしい世界への扉を開き、そこで安全に楽しむための自信を育てることです。

小さな成功を積み重ね、具体的に褒め、できたことにフォーカスする。
この基本を大切にすることで、受講生は「自分で潜れるんだ」という確かな実感を持てます。

完璧を求める必要はありません。

大切なのは、講習が終わったとき、受講生が「また海に潜りたい」「もっと上手になりたい」と思えること。}その気持ちこそが、ダイバーとしての成長の原動力になります。

私たちインストラクターの役割は、海の素晴らしさを伝えながら、一人ひとりが自分のペースで成長していける環境を作ること。
失敗を恐れず、小さな成功を喜び合いながら、共にダイバーとしての第一歩を踏み出す。
そんな講習を、これからも大切にしていきたいと思います。

海はいつでも、あなたを待っています。

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TORU

我妻 亨(わがつま とおる) PADIコースディレクター No.801010 ダイブテリーズのオーナー兼史上最強雑用係 ダイビングは42年目。PADIインストラクターは38年! 日本国内の南の島のリゾートガイドダイバーから1990年にPADIコースディレクター認定、現在に至る。 ダイビングに関してのことならなんでもご相談ください。 ダイビングのこと、ダイビングの中の話など、書きますのでぜひよろしく!もちろん日常のつぶやきも!いろいろ書くのでお楽しみに!

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