ダイビングは「冒険」であって「無謀」ではない
今日は定休日。
お休みをいただいています。
お正月、がんばったので久々のんびりな一日です。
朝からあれこれやりながら今はブログを書いています。
今年も年間400記事以上は書くつもり。
ダイブテリーズの考え方、日常、みんなに知ってほしいこと。
そんなことを中心に書いていくのでよろしくお願いします。
こんにちは!
PADIインストラクターの我妻です。
今日は少し厳しいことを書くかもしれません。
ダイビングが大好きだからこそ、そして安全に長く楽しんでいただきたいからこそ、あえて踏み込んだ内容を書いてみます。
もし不快に感じる表現があれば、それは決して個人を攻撃する意図ではなく、業界全体で考えるべき課題として受け止めていただければ幸いです。
今日のブログは・・・
ダイビングは「冒険」であって「無謀」ではない
ぜひ読んでみて下さい。
ダイビングは管理されたレジャーではない
ゴルフ場には整備された芝生があり、スキー場にはパトロールがいて、危険箇所にはロープが張られています。
これらは素晴らしいレジャーですが、ダイビングとは本質的に異なると思っています。
海は私たちダイバーのために整備されていません。
風や潮流は変わり、視界は刻々と変化し、水温は深度とともに下がっていきます。
そこには管理者もいなければ、助けを呼ぶボタンもありません。
だからこそ、ダイビングは「冒険」だと思うのです。
未知の世界へ踏み込む、その興奮と責任が表裏一体になった活動です。
レアな生物を見たい、深い場所へ行きたい、その欲求は自然なものです。
しかしその欲求を叶えるためには、相応の準備と覚悟が必要なのです。
「冒険」と「無謀」の境界線
では、冒険と無謀の違いはどこにあるのでしょうか。
それを「準備」と「認識」だと考えています。
冒険とは、リスクを理解し、それに対する準備を整えたうえで挑戦することです。
深い場所へ行くなら、ディープダイビングのトレーニングを受ける。
レアものを探すなら、その生物の生息環境を学び、適切な浮力コントロールを身につける。
器材も見直す。
レギュレーターは信頼できるものか?
BCDはやろうとしているダイビングに適しているか?
ダイブコンピューターは正確に作動するか?
呼吸するガスはやろうとしていることに適したものか?
そして何より、自分のスキルレベルを冷静に評価する。これが冒険です。
一方で無謀とは、準備なしに欲求だけで行動することです。
「オープンウォーターダイバーだけど、40メートルまで行けば見られるらしいから行ってみよう」
「器材は古いしメンテナンスしてないけど、使えるから大丈夫だろう」
「潮流が強いって聞いたけど、みんな行ってるから平気だろう」。
こうした判断は、冒険ではなく無謀です。
ダイビングスタイルは進化するもの
ダイビングを続けていると、自然とスタイルが変わってきます。
最初はただ海中を漂うだけで感動していたのが、次第に特定の生物を探すようになり、写真を撮りたくなり、より深い場所や流れのある場所へ興味が移っていきます。
これは自然な成長です。
そしてその成長に合わせて、器材もスキルも変わるべきなのです。
通常のダイビングで使用するレギュレーターから、テクニカルダイビングに挑戦する際には高性能なものへ。基本的な浮力コントロールができるようになったら、次はより精密なトリムやフィンワークを学ぶ。
カメラを持つなら、それに伴う浮力の変化や片手でのコントロール、グループやバディとのかかわり方を習得する。
これは投資です。
お金も時間もかかります。
しかし、この投資なくして安全な冒険はありえません。
新しい世界を見るためには、それに見合った準備が必要なのです。
「ノーマル」では行けない場所がある
ここで言う「ノーマル」とは、基本的な資格と器材、そして限られた経験のことです。
決してそれが悪いわけではありません。
むしろ、自分の「ノーマル」を理解していることは素晴らしいことです。
問題は、自分の「ノーマル」を超えた場所へ、準備なく行こうとすることです。
深度30メートルを超える場所、強い潮流のあるドリフトダイビング、洞窟やレックダイビング。これらはすべて、標準的なトレーニングを超えた環境です。
そこへ行くには、アドバンスド、ディープ、ドリフト、レック、ケイブなど、専門的なトレーニングが必要です。
「でも、ガイドが一緒なら大丈夫でしょ?」という声が聞こえてきそうです。
確かにガイドは頼りになります。
しかし、ガイドはあなたの代わりに呼吸してくれません。
パニックになったあなたを、必ず安全に水面まで連れて帰れる保証もありません。
最終的に自分の安全を守れるのは、自分自身のスキルと判断力だけなのです。
器材の進化とダイバーの責任
ダイビング器材は年々進化しています。
レギュレーターはより信頼性が高くなり、BCDはより快適になり、ダイブコンピューターはより多機能になっています。
しかし、どんなに優れた器材も、それを使うダイバーのスキルを補完することはできても、代替することはできません。
私が見てきた中で最も危険だと感じるのは、古い器材を「まだ使えるから」と使い続けることと、高性能な器材を「持っているから大丈夫」と過信することです。
器材は定期的なメンテナンスが必要ですし、新しい器材には使い方を習得する時間が必要です。
器材に頼るのではなく、器材を使いこなす。
この違いを理解してほしいのです。
環境を整えるということ
冒険のための準備は、自分自身だけではありません。
周りの環境を整えることも含まれます。
適切なバディを選ぶこと。
信頼できるダイビングサービスを利用すること。
天候や海況を事前に確認すること。
緊急時の連絡手段や最寄りの減圧症対応病院を把握しておくこと。
ダイビングプランをしっかり立て、それを関係者と共有すること。
これらすべてが「環境を整える」ことです。
そして何より、「今日は潜らない」という選択肢を常に持っておくこと。
どんなに準備していても、海況が悪ければ中止する勇気。
体調が優れなければ見送る判断。
これができるかどうかが、冒険家と無謀者を分ける最大のポイントかもしれません。
レアものを見る喜びと、それに伴う責任
深い場所にいる生物、珍しい生態、普段は見られない光景。
それらを見たいと思う気持ちは、ダイバーとして当然です。
私自身、そうした体験のために長年ダイビングを続けてきました。
しかし、レアものを見るためには、それに見合った技術と準備が必要です。
深度40メートルで深場のハナダイの群れを見たいなら、ディープダイビングの資格と経験が必要です。
潮流の速いチャネルでマンタを見たいなら、ドリフトダイビングのスキルが必要です。
長い洞窟内を潜りたいなら、ケイブダイビングのトレーニングが不可欠です。
さらにその先の経験はテクニカルダイビングというジャンルになると考えましょう。
これは「見る権利」の問題ではありません。
「安全に見る能力」の問題なのです。能力がないまま無理をすれば、自分が危険にさらされるだけでなく、バディやガイドも巻き込みます。
最悪の場合、生態系にも悪影響を与えます
(パニックになって珊瑚を蹴ってしまうなど)。
インストラクターとしての願い
インストラクターとして何より願うのは、ダイバーの皆さんが長く安全にダイビングを楽しんでくれることです。
一度の無謀な判断で、二度と海に潜れなくなってしまう。
あるいは、事故によって周囲の人々を悲しませてしまう。
そんなことは絶対に避けたいのです。
だからこそ、あえて厳しいことを言います。
「準備なしに深い場所へ行かないでください」
「自分のレベルを超えた環境に、安易に飛び込まないでください」
「器材のメンテナンスを怠らないでください」
「継続的なトレーニングを受けてください」。
これらは制限ではありません。
むしろ、より広い世界への扉を開く鍵なのです。
適切な準備とトレーニングを積めば、あなたが見たいと思っている光景は、必ず安全に見ることができます。焦る必要はありません。
一歩一歩、確実に進んでいけばいいのです。
終わりに ― 本当の冒険とは
冒険とは、無理をすることではありません。
自分の限界を知り、それを少しずつ広げていくことです。
準備を整え、知識を深め、スキルを磨き、適切な器材を選び、信頼できる仲間とともに、新しい世界へ一歩踏み出すこと。
それが本当の冒険です。
海は厳しくも美しい世界です。
そこで得られる体験は、人生を豊かにしてくれます。
だからこそ、安全に、長く、楽しんでほしい。
そのために必要なことは、決して「我慢」ではなく「準備」なのです。
もし今、あなたが見たい光景があるなら、まずは「それを安全に見るためには何が必要か」を考えてください。
そして、その準備を一つずつ整えていってください。
時間はかかるかもしれません。
でも、その過程自体が冒険であり、成長であり、喜びなのです。
海で、あなたとお会いできることを楽しみにしています。
安全に、そして冒険心を持って。
この内容に賛同してほしいわけではありません。
ただ、こう考えて潜り、こう教えてきた人間がいる、という記録です。
興味があるなら・・・1.4ataって?とか、レジャーダイビングはなぜ深度30mがMaxで40mが絶対的な限界なのか?なんてことも記事にしちゃいます。
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